【UFN110】ジョン・モラガ、フィニッシュ回避のモクタリアンに圧勝
<フライ級/5分3R>
ジョン・モラガ(米国)
Def.3-0:30-25.30-27.30-27
アシュカン・モクタリアン(豪州)
サウスポーのモクタリアンに対し、モラガがまずは右ローを蹴り込む。モラガのローに組み浮いたモクタリアンがダブルレッグ。モラガはギロチンに捉えて絞めつける。ヒザを押して逃げようとしたモクタリアンは、立ち上がってこの局面を凌ぐ。ギロチンを続けるモラガだが、ケージに押し込まれて頭を抜かれる。四つからヒザを入れたモラガが、ケージ際を移動しては離れるとワンツーを入れる。
右アッパーにテイクダウンを合わせたモクタリアンに対し、スプロールからモラガがバックへ。RNCを狙うと引き込んだモクタリアンが足関節を狙う。離れてトップキープのモラガはハーフのモクタリアンにエルボーを落とし、質がってバックへ。後方からエルボーを入れてバックマウントを完成させる。動きが落ちたモクタリアンに対し、腕十字を仕掛けたモラガが初回を取った。
2R、モクタリアンの左ローでモラガがヒザをつく。インサイドの左ローを続けるモクタリアンは、初回のように組みに行かないが、モラガの右を被弾する。飛びヒザはかわしたものの、動きが落ちているモクタリアンはローしか見せない。右をヒットさせたモラガは左フックでモクタリアンのバランスを崩させる。続いて蹴り足をキャッチして簡単にテイクダウンを奪ったモラガが、エルボーを落としていく。
ハーフからパス、サイドで抑えたモラガがエルボー、枕でプレッシャーを強めてバックに。上を向いたモクタリアンは、すぐに亀になる。バックに回られると、上を向きマウントを取られたモクタリアンは背中を預け、続く腕十字を耐える形で何とかサバイバルした。
最終回、モラガがボディロックからテイクダウンし右エルボーからパンチを連続で落とす。守り一辺倒のモクタリアンだが、パスを許し頭を跨がれて腕十字。体を平行にして逃れたモクタリアンだが、シングルを潰されてギロチンに捉えられる。背中をつけ、腹ばいになって逃れるも、この時点でモラガはマウントに。エルボーを落とされ背中をみせたモクタリアンは、フィニッシュから逃れることに専念。
モラガはパンチでラッシュを掛けてエルボー。モクタリアンを立ち上がらせず腕十字へ。ここも極め切れず、最後は下になったが全く危なげないファイトで
「グラウンドでやると決めて、しっかりと細かい動きもできて勝てた。もっと強くなって戻って来る」とモラガは5試合ぶりの勝利を振り返った。