【写真】日本のファンに馴染みがあるのはテオドラス・オークストリスぐらいだが、欧州&アフリカのフランス語圏のファイターにとってファイトパスで配信される規模の大会が開かれることは大きな意味を持つだろう(C)MMAPLANET

4月3日（金・現地時間）、ベルギーはブリュッセルのフォレスト・ナショナルで開催されるARES FC02がUFC Fight Passで配信されることが決まった。

アレスFCはヴィヴェンジ・スポーという組織が母体なったMMAプロモーションで、アフリカとヨーロッパを拠点に昨年12月に第1回大会が行われている。ヴィヴェンジ・スポーは2018年と2019年にカメルーンでツールド・レスポワールというU23の自転車競技大会、2018年10月にはセネガルの首都ダカールでジャブ&ヴァイブスというボクシング興行を行ってきた。

(C)ARES FC

アレスFCの旗揚げ興行はアフリカをルーツに持つフランス人ファイター──かつてUFCを3勝1敗でリリースされたテラー・ラピルーらを擁して、開催地もダカールのエスペレナージュムデ・シビリゼショノワーだった。

そのアレスFCが、かつてGLORYがキックのビッグイベントを開いたこともある8000人収容の会場で、UFCファイトパスにおいて世界に向けてライブ配信があるイベントとして欧州=ベルギー進出を果たすこととなった。

メインには昨年9月まで5年半に渡りUFCで活躍してきたノーディン・タレブが出場し、開催地ブリュッセル在住でオランダ語圏ファイターのマルテン・ヴァウテスと対戦。セミのフライ級戦はジョン・モラガ✖エクトル・サンドヴァルという元UFCファイター対決がマッチアップされている。

さらにヘビー級でもUFCからKSWに活躍の場を移していたルイス・エンヒッキが、日本ではRIZINファイターの印象が強いリトアニア人選手=テオドラス・オークストリスと戦う。またPFLを主戦場にしていたクリス・カーティスが、ナスルディン・イマホフというフランスの新鋭を相対するなど──そのフランスを筆頭にセネガルなどブラックアフリカ、モロッコ系などホワイトアフリカの選手の人材発掘、育成にも注目が集まるアレスFCだ。

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