【Pancrase288】ウェルター級王座挑戦、阿部「どっちの拳が強いか」。近藤×ミノワは118勝74敗17分対決
【写真】キャリア5戦目のKOP王座挑戦。柔道ベースを感じさせないストライカー対決に臨む阿部(C)MMAPLANET
27日(木)、Pancraseより7月2日(日)に東京都江東区ディファ有明で開催されるPancrase288でKOPウェルター級チャンピオン三浦広光が、阿部大治の挑戦を受け王座初防衛戦を行うことが発表された。
昨年10月に村山暁洋を破り、同王座を獲得した三浦に対し、阿部はキャリア4勝0敗──僅か5戦目でパンクラスの頂点に挑むこととなった。阿部は昨年11月に高木健太を破り、2月17日にはハワイのミッドパシフィック・チャンピオンシップスに出場し、ブライゾン・カマカに初回KO勝ちを収めている。
初の海外の試合で、殴り合いに強いロコファイターを相手に、その殴り合いのなかで下がりながら左を当てて倒した阿部が、ハワイでの一戦を振り返り、今回のタイトル戦に意気込みを語ってくれた。
阿部大治
「2月にはプロとして初めて海外での試合に挑みました。試合を控えてのハワイでの練習は、これまでとは違った環境でしたが、試合が近づくにつれアドレナリンがいつもより出ていたような気がします。
試合自体は日本の選手とは違い、向こうでは1Rから距離を詰めてくる選手が多く、カマカ選手もそのタイプでした。何発か飛弾してしまいましたが、冷静に対処しハワイでハル・シマニシ会長と練習していた通りのコンビネーション、下がりながらのカウンターで倒すことができました。アウェイでの試合を経験してメンタルが今まで以上に強くなったと思います。
次のタイトル戦に関しては、チャンピオンも打撃が得意な選手だと思います。チャンピオンの拳と俺の拳、どっちが強いか試合で証明したいと思います! そして、一般のお客様に見てもらっても阿部大治は強いって思ってもらえるような格好良い試合をします!!」
また同大会では28日(金)に近藤有己×ミノワマンの一戦が3分3R制で行われることも発表されている。近藤のキャリアは58勝33敗9分。一方のミノワマンは60勝41敗8分──1997年8月、今から20年前の対戦では近藤がトォー・ホールドでミノワマンを破っている。2人合わせて118勝74敗17分という驚異的なレコードホルダー対決だ。