【Shooto】修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕に挑む宇野薫へ── by マーシオ・クロマド
【写真】指導者としてRFTの教え子とパンクラスに来日するようになったクロマド (C)MMAPLANET
23日(日)に浦安市の舞浜アンフィシアター大会で修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕に挑む、宇野薫。
1996年10月のデビューから、21年目のプロMMAファイター生活を迎え41歳になった今、実に16年4カ月振りに修斗のベルトに挑戦する。総合格闘技界のパイオニアから、J-MMA界のレジェンドに。MMAPLANETでは今回の宇野のチャレンジに向け、現在の練習仲間、そして過去の対戦相手、同年代の関係者から彼への一言を集めた。
Count down to the last?? Challenge。──宇野薫へのメッセージ、今回は2000年8月に彼と対戦し勝利しているマーシオ・クロマドの言葉をお届けしたい。
マーシオ・クロマド
「カオル・ウノはリアル・ウォリアーだ。MMAを1996年から戦い、50戦以上もこなしてきた。俺がウノと戦った2000年の夏、彼は既に15試合の経験があり、俺は初めてのMMAだった。個人的な付き合いがあるわけじゃいけど、当然のように彼の活躍をフォローし続けてきた。ウノが悪く言われているのを、この世界にいるにもかかわらず、一度も耳にしたことがない。きっと素晴らしい人間性の持ち主なんだろうな。
そんな彼に勝てたことは俺の誇りだよ。そして、これからのウノの将来が輝かしいものであることを願っている。ウノだけでなく、俺は多くのことを日本の皆から学ばせてもらった。ウノはこのスポーツにおける良き手本だ。何より、今も戦い続けて修斗のベルトを賭けて戦うっていうんだろう?
誰も成しえていないことにチャレンジしている。もう既にMMAの歴史に名前を刻んでいる存在なのに。俺はここ、リオデジャネイロからウノが良い試合をして、勝利を掴めるよう応援しているよ。そして、俺の生徒とまた日本に行った時にウノに再会できれば、生徒たちも色々と学べることがあるだろう。チャンピオンになったウノとスシを食べて、サケを飲み交わす日を楽しみしている」