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【UFC210】チアゴ・アウベスがダウンを2度奪い快勝、敗れたコーテはグローブを置く……

<ウェルター級/5分3R>
チアゴ・アウベス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
パトリック・コーテ(カナダ)

コーテの右ローにワンツーを合わせたアウベスが、重い右ローを2発入れていく。ステップを踏んでコーテの距離を外すアウベスだが、右ストレートが顔面をかすめる。接近戦でアウベスが首相撲&ヒザ蹴り、距離を取り直したコーテは右ローをキャッチしにかかる。コーテの右が当たる距離になるなか、ケージ際で両者が打ち合う。

アウベスのローにも前に出てジャブを当てるコーテだが、左ローをかわされ左フックを打ち込まれダウン。アウベスはパウンドを落としつつ、ハーフからパスし上体を起こしてパウンドを連打──初回を取った。

2R、前に出ていくコーテが右を入れる。ケージにアウベスを押し込んだコーテだが、体を入れ替えられエルボーを被弾する。コーテの前進に右ロー&左フックをアウベスが当てる。怯まないで前に出るコーテがワンツーからスリーフォーと手を出していく。左右のローを当たられ前進したコーテは右ストレートを受けて、ヒザをマットにつく。コーテは立ち上がって距離を取り直すも、ローを左右から蹴られてラウンド終了を迎えた。

最終回、アウベスのローが急所に入り試合が中断。再開後、コーテが前に出てボディから左をヒット。続くダブルレッグを切られて、体を入れ替えられるとテイクダウンまで許してしまう。残り3分、非常に厳しい状況に追い込まれたコーテはクローズドガードを取る。

アウベスは左右のエルボーを落とし、時間が進むのを待てば良い。顔面を真っ赤に染めたコーテはスタンドに戻ると、ローにパンチを合わせようとするが時間が残っていない。逆に左ミドルを入れたアウベスは、足を使ってコーテの右アッパーをかわす。最後に飛びヒザを見せたアウベスが、フルマークの判定勝ちを収めた。

敗者コーテはグローブを置き、「試合負けから勝っても負けても最後と決めていた。ダナ・ホワイト、ショーン・シェルビー、UFC、本当にありがとう」と涙ながらに語った。


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