【UFC212】レオ・サントスが柔道&柔術のカナディアン=オバメルシエと対戦
【写真】今もマルロン・サンドロのセコンドなど、定期的に来日を続けるレオ・サントス。+35の日本の柔術関係者にとって、永遠の憧れのような存在でもある (C)MMAPLANET
4日(火・現地時間)、UFCより6月3日(土・同)にブラジルはリオデジャネイロのジュネス・アリーナで開催されるUFC212「Aldo vs Holloway」でレオ・サントス×オリヴィエ・オバメルシエの一戦を組むことが発表された。
世界フェザー級王座統一戦=正規王者ジョゼ・アルド×暫定王者マックス・ホロウェイをメインにアンデウソン・シウバ×ケルヴィン・ガステラム、クラウジア・ガデーリャ×カロリーナ・コバケビッチ戦などが明らかとなっている同大会で、好カード=レオ×オバメルシエが追加された。
2000年代序盤の柔術界のパウンド・フォー・パウンドは、MMAでトップに立つ夢を諦めず最後の挑戦としてTUFブラジル02に出演し、ウェルター級で見事に優勝。そのスタイルからUFC──いやMMAに適していないと思われていたが、リーチを生かしたパンチやヒザ蹴りを磨くことで、卓越したグラップリング能力が引き立ち、周囲の予想を遥かに上回る5勝1分という好成績をオクタゴンで残している。
対して、オバメルシエはTUF Nationsのウェルター級準優勝者でUFCでは5勝2敗、MMA全体でも9勝2敗というレコードを持つ。
サウスポーの構えから組んででは柔道の投げ&崩し、寝技になってもしっかりとポジションを取ってからフィニッシュという流れを持つオバメルシエ。言ってみると手の合う相手同士、そして組み技になるとオバメルシエの剛の柔術とレオの文字通り柔の柔術がどのような攻防を奏でるか。UFCブラジル大会は一時期より開催数が減っている分、より粒ぞろいのカードが揃い非常に質の高いイベントとなっているおり、この一戦も非常に楽しみなマッチアップといえる。