この星の格闘技を追いかける

【UFN107】右目が潰れながらも逃げ切ったランズバーグ、「勝者は彼女」とプシオワの手を挙げる

<バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ(スウェーデン)
Def.3-0:2928.29-28.29-28
ルシエ・プシオワ(チェコ)

試合開始直後にランズバーグがプシオワをケージに押し込みヒザ蹴りをボディに突き上げる。90秒、ケージ際の組み合いが続きレフェリーがブレイクを命じる。右を当ててそのまま押し込もうとしたランズバーグを逆にケージに押し込んだプシオワは、押し返されると離れて左ミドルを蹴っていく。

右が交錯しプシオワがケージにランズバーグを押し込んでいくも、首相撲からヒザ蹴りを顔面に受ける。離れて左ミドルからワンツーを入れ、逆に首相撲&ヒザを狙うプシオワ。ダーティボクシングのランズバーグに対し、プシオワがヒジを打っていく。体を入れ替えたランズバーグが逆にエルボー、ボディにヒザを続けた。

2R、プシオワはステップを踏んで左ジャブもヒザ蹴りを取られ、ケージに押される。自ら離れたランズバーグがミドルから右ハイ、組みついてボディロックからテイクダウンを狙う。耐えるプシオワにヒザ蹴りからバックを伺う。胸を合わせて離れたプシオワにランズバーグが左ストレートを当てる。プシオワも左を返すが、ランズバーグが右ミドルを蹴り込む。スイッチして左前蹴り、そして右ローを入れたランズバーグ。プシオワも左を返し、ワンツーを打ち込む。

シングルレッグに出たランズバーグがテイクダウン。プシオワが三角絞めを狙うも、これを防いだランズバーグが右のパウンドを思い切り落とし、ラウンド終了までトップをキープした。

最終回、プシオワが左ロー。右エルボーを放つランズバーグだ、ワンツーを被弾しシングルレッグへ。細かいパンチ&エルボーを入れるプシオワ。離れたランズボーグの顔面は真っ赤に染まっている。プシオワは左ミドル、ランズバーグが右ストレートを当ててダブルレッグへ。ここもケージを背にして耐えるプシオワが、パンチを入れる。上体をあげたランズバーグがバックに回ると、走って離れたプシオワがワンツー、右の相打ちで打ち勝つ。

体の軸が乱れるようになったランズバーグにプシオワが左ジャブから右を打ち込む。ランズバーグも右を返すが、勢いはプシオワか。右を被弾しながら、右のスナップを効かせたパンチを返すランズバーグ。プシオワの右を被弾し、ふらついたランズバーグは右目の下を大きく腫らしてタイムアップを迎えた。

終盤はかなり攻め込まれた印象のランズバーグだが、1R&2Rを取っておりジャッジ3者は揃って29-28と彼女を支持。しかし、勝者はプシオワの手を挙げて「彼女が勝者。リラックして戦わないと疲れてしまう。そんな試合になったけど、彼女は本当にタフ」と固まった表情のプシオワの手をもう一度挙げた。


PR
PR

関連記事

Movie