【UFN126】レフェリーの命じたブレイクが潮目を変える。プシオワがモラスに逆転、判定勝ち
<女子バンタム級/5分3R>
ルシエ・プシオワ(チェコ)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28
サラ・モラス(カナダ)
ジャブを当ててプシオワだが、直後に左ハイを受け動きが止まったところでモラスがテイクダウンに成功する。プシオワはクローズドガードを取り、モラスの左エルボーやパンチを打たれる。腰を上げてヒジと拳を引き続き見舞っていくモラスが足を抜こうとすると、懸命に防ぎ足をきかせようとするプシオワは、パンチを打たれる展開が続く。
しかし、ここでレフェリーがブレイクを命じる。勢いを取り戻したプシオワの右ストレートでダウンを喫したモラスは三角絞めから腕十字へ。腕はかなり伸びていたプシオワだが、ヒジを抜いてトップを取ると、強烈な勢いでパウンドを落とした。
2R、ダメージが残っている様子のモラスは組みから引き込んで腕十字、スラムしたプシオワはハーフからシングルを潰しサイドを取る。モラスはフルガードに戻も、勢いのある鉄槌を落とされる。リバース横三角でしがみつくモラスだったが、頭を抜いたプシオワはニーンベリーからスタンドに戻る。左を当て、右ストレートでダウンを奪ったプシオワはモラスが立ち上がるのを待って追い打ちをかけた。
3R、左ジャブを入れて回るプシオワは、テイクダウンや引き込みを警戒し遠目の距離で戦う。モラスはシングルレッグからハーフを取ろうとしたが、プシオワがスタンドに戻る。エルボーを狙うラモス、これは届かず左ジャブを被弾する。組めないモラスは打たれて前に出るなかダブルレッグへ。シングルレッグに移行して、トップを取ったモラスはクローズドガードの中に収まる。残り10秒で足を一本抜かれたプシオワがブリッジで上を取り返し、モラスは万事休す。直後にタイムアップとなり、プシオワが判定勝ちを収めた。
初回に上からモラスが攻撃を仕掛けていた時に掛かったブレイクで、完全に流れが変わった試合となった。