【Pancrase285】近藤有己、奈良貴明に敗れ3連敗……
<ウェルター級/3分3R>
奈良貴明(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
近藤有己(日本)
右の蹴りを見せる奈良が、左からも蹴り右ミドルをつなげる。近藤も左ローを返し、頭の位置を変えるが、ヒザ蹴りから組まれてテイクダウンを許す。ガードの中で細かいパンチを落とす奈良に対し、近藤はケージ際に移動していく。右のパウンド2発を入れて、担ぎパスを狙った奈良。背中を預けた近藤は、背中をずらしつつ、前方に奈良を落としたところで初回が終わった。
2R、近藤のローに右を合わせようとする奈良。近藤は右を被弾し、組まれそうになる。ジリジリと前に出ていく近藤に対し、奈良は間合いを外してから右ミドルを蹴っていく。右ストレー尾、首相撲からヒザをボディに連続し、顔面にも突き上げた奈良のペースが続く。近藤は左を振って前に出てケージに奈良を押し込む。態勢を入れ替えながら、この回も奈良がリードした。
最終回、受け身の近藤は自分からの攻撃が欲しい。右を入れて組み付いた奈良がテイクダウンから、バックコントロール&パンチを入れる。前方に崩され、バックを許した状態が続く近藤は胸をすぐに合わすことができない。奈良は背中に乗り過ぎて、前方に落とされると同時に立ち上がる。
左を当てた近藤は、次がない。奈良はヒザ蹴りから首相撲、そのままヒザを続けケージに近藤を押し込む。残り70秒、離れた奈良に近藤が右を当てる。奈良は左ハイをよけて、ワンツー。近藤は最後の20秒でテイクダウンを奪われハーフでエルボーを被弾。バックマウントからRNCを仕掛けられたところでタイムアップとなった。
常に攻勢に戦った奈良が判定勝ちし、近藤は3連敗となった。