【UFN106】ボクシングでヴィトーが、ガステラムに左を打ち込まれ倒される……
<ミドル級/5分5R>
ケルヴィン・ガステラム(米国/10位)
Def.1R3分52秒by TKO
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル/8位)
サークリングから右ミドルを蹴っていったヴィトー。続く後ろ回し蹴りは距離が合わない。スピードの乗ったパンチのコンビネーションをかわしたガステラムだが、右に左を合わされる。サウスポード同士のの対戦で、ヴィトーは飛びヒザ。ガステラムが左フックを当てて、右ジャブを届かせる。素早い右ジャブを持つガステラムに対し、ヴィトーは後回し蹴り。直後に前に出たガステラムがワンツーの左ストレートをミス、直ちにワンツーを続けると今度は2発ともヴィトーの顔面を捉えてダウンを奪う。
パウンドを連打するガステラムに対し、ヴィトーはハーフガードで何と窮地を脱してスタンドへ。ここでパンチ3つを当てたヴィトーだったが、ガステラムはワンツーから左ストレートを打ち抜く。再び倒れたヴィトーは、もう足を戻せず顔を抱えるのみとなりレフェリーが試合を止めた。
「この試合に向けて3カ月練習漬けで、ママの誕生日も祝えなかった」と、ハッピーバースデーの歌を歌い、「レジェンドを倒した。次はアンデウソンかな……。どの試合でも自分のフィニッシュする力には自信を持っている」と話した勝者。対して、ヴィトーは「ガスエラムは僕より強かった。あと1試合、契約が残っているので──どうなるか分からないけど、次はリオで戦いたい」と語った。