【UFN106】屈強、ボディコントロール。ケネディがホニー・ジェイソン倒し10連勝達成
<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・ケネディ(カナダ)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28
ホニー・ジェイソン(ブラジル)
互いに左ジャブを伸ばし、ジェイソンの右にケネディが左を合わせていく。スイッチを織り交ぜて戦うジェイソンの右フックがケネディを捉える。左を返すケネディだが、ジェイソンの飛びヒザで尻餅をつく。ハーフガードのケネディはすぐに立ち上がってシングルからボディロックへ。さらに小外掛けを仕掛け、ジェイソンが払い腰で返そうとする。同体で立ち上がったが、ボディロックからケネディがテイクダウンへ。
右手でジェイソンの右手を掴んだケネディが、左のパンチを打っていく。背中をマットにつけたジェイソンに右エルボーを落とし、パンチにつなげるケネディがライト級から落としてきたフィジカルの強さを見せつけるようなパウンド、そしてエルボーを打ち込んで初回を取った。
2R、飛び込んで左を当ててジェイソンが、右アッパー。離れて飛びヒザを当ててダウンを奪う。クローズドガードのケネディ、場内はジェイソンを大声援で後押しする。ロックダウンを狙うケネディは、これを餌にして下からもパンチを当てていく。オモプラッタ&三角の仕掛けも見せるなど、下からもコントロールするケネディだが、レフェリーがここでブレイクを命じる。
残り40秒でスタンドに戻り、ケネディの右ハイに続く左ローがジェイソンの急所に入る。声を挙げて、マットに転がったジェイソンにインターバルが与えられる。再開後、大きな動きはなくこのラウンドが終了した。
最終回、後ろ手に組んで顔を突き出して挑発するジェイソンだったが、何と直後にダブルレッグでテイクダウンを許してしまう。ケージを背にしたジェイソンの手を引き寄せて背中をつかせたケネディ。すぐに立ち上がったジェイソンに対し、一旦距離を取ったケネディがダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。
頭を胸につけながら、ケネディは右のパウンドを連打し右エルボーを入れる。ジェイソンはオモプラッタも、頭を抜いたケネディはバックを取ってパンチを打っていく。スクランブルにもちこんでも、テイクダウンのプレッシャーに晒されるジェイソンは、残り40秒でもダブルレッグからバックを譲り、前方に崩される。サイドバックから勢いのあるパンチを打ち付けるケネディはバックに回って拳を顔面に打ち込みながら、試合終了のホーンを聞いた。
2Rを落としながら、3Rをしっかりと取り返したケネディが3‐0の判定勝ちを手にし、デビュー以来の連勝を10に伸ばした。