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【Bellator171】ビッグショー翌週も通常営業。チディ・ンジョグアニがギラードと。AJ・マッキーも出場

AJ McKee & Chidi Njokuani【写真】総合力のマッキー、打撃のチディ。フェザー級とウェルター級の注目株だ(C)MMAPLANET

27日(金・現地時間)、カンザス州マルヴェニのカンザススター・アリーナでBellator 171「Guillard vs Njokuani」が開催される。ティト・オーティズ×チェール・ソネンがヘッドラインだったビッグショーから1週間、Bellatorのルーティン・ショーも動き始める。


今大会のメインは175ポンド戦のメルヴィン・ギラード×チディ・ンジョグアニ。出場停止処分の期間が短縮され、ROAD FCライト級T予選の2週間前という段階のウェルター級より重い契約体重でギラードのお出ましとなった。

対戦相手のンジョグアニは兄が元UFCファイターのアンソニーで、兄同様フィジカルの強いストライカーだ。キックボクシングでジョー・シリング、チャック・ノリス主宰のワールド・コンバット・リーグではBellator kickboxingでも活躍中──米国キック界の鳥人レイモンド・ダニエルズやUFC初のNY大会出場をドーピング違反でフイにしたライモン・グッドらと対戦経験がある。

MMAは16勝4敗1NCで、そのNCを挟み7連勝中と着実に白星を伸ばしてきた。TPF(タチパレス・ファイト)のウェルター級王座を獲得しているチディだが、ウェルター級でも何度か計量失敗が見られる。対して、恐らくはほぼノーマル体重で出場となるだろうギラードが、どこまでコンディションを高められるのか。チディがタレント揃いのベラトール・ウェルター級でトップ戦線に割り込む力の持ち主──であることを証明するような勝利を挙げる可能性も高い。

またベラトールがじっくり育てている感のある新鋭AJ・マッキーも今大会に出場する。デビュー以来6連勝中で前回のレイ・ウッド戦が初めての判定までもつれ込む試合にとなったAJが今回、戦うブランドン・フィリップスは6勝2敗で4KOという戦績を残している。ATTオークランド、つまりディン・トーマスの愛弟子筋になるファイターだけに打撃に特化した選手とは考えられない。それでいて『打』の攻撃力が高いフィリップスを相手にAJが、如何に自分のレスリング+グラップリングゲームに持ち込むことができるのか。彼の可能性が試される一戦となる。

■ Bellator171対戦カード

<175ポンド(79.38キロ)契約/5分3R>
メルヴィン・ギラード(米国)
チディ・ンジョグアニ(米国)

<ライト級/5分3R>
デヴィッド・リッケルズ(米国)
アーロン・デロー(米国)

<フェザー級/5分3R>
AJ・マッキー(米国)
ブランドン・フィリップス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・ミドルトン(米国)
アリス・ヨウガー(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ハリス(米国)
ジョーダン・ヤング(米国)

<フェザー級/5分3R>
ギャストン・レイノ(ウルグアイ)
ジャスティン・オーバートン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ウイリアム・ラヴィーン(米国)
ドミニク・ガルシア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
チャンス・レンカウンタ(米国)
ジェイク・リンゼイ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・マリゴ(米国)
ジョセフ・フルク(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マニー・メラズ(米国)
スコット・ヘストン(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイグ・ファーリー(米国)
マイク・ブリードゥン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジャロッド・トライス(米国)
ケヴィン・ウォルトカンプ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
ウィル・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ブルーナ・エレン(ブラジル)
カルメラ・ジェームス(米国)

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