【Titan FC43】アマMMA出身、キャリア4戦目の王者トーレスが元UFCファイター=ノブレの挑戦受ける
【写真】キャリア4戦目の王者トーレスが、一度はUFCまで上り詰めたノブレを相手にどのようなパフォーマンスを見せることができるか(C)TITAN FC
21日(土・現地時間)、フロリダ州コラルゲイブルのウォツコ・センターで開催されるTitanFC43「Torres vs Nobre」。イベント名にあるように同大会のメインではTitan FCフライ級王者ホゼ・トーレスにペドロ・ノブレが挑戦する一戦が用意されている。
26歳の王者はこれがまだプロMMA4戦目のファイターで、現時点で3連勝中だ。とはいっても、ほぼプロと同じルールが採用される米国アマMMAで25勝1敗という高戦績を残しており、世界最大のアマチュアMMA大会=IMMAFの世界大会では2014年と2015年と2度に渡り優勝を果たしている。
トーレスはMMA創世記より活動しているコンバットドーの所属で、キックボクシングやムエタイでも活躍してきた。昨年8月に後のTUF24ウィナー=ティム・エリオットの同番組出演を受け、トーレスは暫定フライ級王座を賭けてアブディエル・ヴェラスケスと対戦。TKO勝ちを収めベルトを巻いたトーレスは、エリオットがUFCと契約を果たしたことで正規王者に。そんなトーレスが初防衛戦を戦う相手ノブレは、彼を遥かに上回る経験値の持ち主だ。
18勝2敗2分のレコードを持つノブレは2013年1月にビテッチコンバッチからUFCへ進み、ユーリ・アルカンタラとオクタゴンウイ地を戦った。しかし、バックマウントを制された際に後頭部を殴られたと試合続行不可能をアピール。結果はノーコンテストとなったが、映像では後頭部への攻撃は確認されずスポーツマンシップに欠けるとして、即リリースの憂き目にあってしまった。
その後、タイタンFCを中心に活躍を続けたノブレにとって、今回のトーレス戦が2度目の同王座挑戦となる。ローカルMMAでキャリアを積み重ね、国際舞台に上がってきたノブレが典型的なMMAファイターのキャリアの積み重ね方をしてきた一方で、トーレスはアマMMAからのキャリアアップという新育成方法の第一世代。アマMMAを制した若き王者=トーレスの戦いぶりが注目されるフライ級選手権試合だ。