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【Pancrase283】北方大地をRNCで下した砂辺、「このベルトとともに旅をしてやるよ」

<KOPストロー級選手権試合/5分5R>
砂辺光久(日本)
Def.2R0分48秒by RNC
北方大地(日本)

まず両者が左フックを見せ、砂辺は関節蹴り、前蹴りから左ジャブ、北方は左ローを蹴る。慎重の立ち上がりで、レンジの少し外に立つチャンピオンが左ジャブを伸ばす。続いて右ローを蹴り、北方が左ジャブを返す。砂辺の左ジャブに、北方が左フックを当てる。右から左フックを見せた北方に対し、砂辺が距離を詰めてヒザを狙う。続く右アッパーも距離が合わなかった砂辺だが、北方も左ジャブを当て、飛びヒザをバックステップでかわして左フックを入れる。砂辺が転がり、蹴りから立ち上がったところで北方が右を入れ、ジャッジの3者の支持を集めた。

2R、砂辺の左目の大きく腫れあがっておりドクターチェック。再開後、北方は踏み込んで左を打ち込むも、砂辺は左を入れ正面に立ってから右アッパー、そして左フックを当てダウンを奪う。バックを制してパウンドを続けると、後方にバックスープレックス。このままバックマウントを奪取し、北方が右手で右手首を掴んでくると、ワンアーム・チョークをガッシリ入れる。ここから砂辺はRNCクラッチを組み、タップを奪った。

王座防衛に成功した砂辺は「1Rやばかったでしょ。北方選手、最高だよ。またやりたいね。うわ、俺ブサイクだな」と言い、酒井代表をデカゴンに呼び込む。「分かるでしょ、セミも凄かったよ。そのまえも凄かったよ。でも俺が、チャンピオンがパンクラスの象徴じゃないとダメだと思うんだよ。それに相応しい試合をやったと思うんだよ、どう思う皆? 酒井さん、後は答えてくれ」と酒井代表にマイクを渡す。

「パンクラスを引っ張って来て、生え抜きで素晴らしい選手。でも、パンクラスを背負っている以上は、今後は砂辺君を色んなところに持っていきたい。チャンピオンが戦いたいと言っている選手がいるので、場所もね……僕はパンクラスに拘っていたけど、場所選びません。いいよね、行くよね? どう?」という酒井代表の問いに、「酒井さんに言われれば、どこでも行くよ。このベルトとともに旅をしてやるよ」と砂辺は返答した。


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