【Strikeforce】Dancing woman in MMA、サラ・カフマン
ストライクフォースの人材育成大会SHO MMA:Strikeforce Challenger Seriesが、いよいよ15日(金・現地時間)にカリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターで行われる。
【写真】大会のPRバーナーにも、ビリー・エヴァンゲリスタと並んで大きく扱われているサラ・カフマン。女子MMAはUFCにないストライクフォースの特徴だ (C) Strikeforce
メインは地元のビリー・エヴェンゲリスタとハワイからやってくるマイク・アイナによるライト級の一戦。エヴァンゲリスタのムエタイ+テイクダウン能力が最大限に発揮されるのは、ピンチに陥ったとき。つまりメインがエキサイティングな攻防となるには、アイナの打撃にかかっている。一昨年9月にニック・ディアズを一度は追い込んだ拳の持ち主だけに、エヴァンゲリスタの潜在能力を呼び起こす一戦となるだろう。
鉄人(元?)夫人キム・クートゥアーの欠場で、急遽出場が決まったサラ・カフマンは、2歳の頃からダンスを習い始め、8歳のときにからミュージカルに出演するほどの腕前を持つ。ジャズからヒップホップまで、何でもござれで舞うことができる彼女は、所属するダンス・スタジオの下にできたMMAジムのエアロ・キックボクシングに通うようになってから、一気にファイトに目覚めた。
持ち前の運動神経の良さで、MMAデビュー以来3年で8勝0敗の戦績を残し、スマックガールに来日経験のあるジュネル・マルケスをカナディアン・メジャーHCFで破っている。
対するレスリングLOVEこと、男子に混ざってレスリングを磨きあげたミーシャ・テイトは、6月のSHO MMA出場予定のデニス・ホールマンにMMAの手ほどきを受け、6勝1敗のレコードを持つ。勝者がシェイナ・ベイズレーと戦うことでも注目される一戦だ。
この他、ストライクフォース世界ライトヘビー級王座に挑戦経験もあるアンソニー・ルイスは、エリートXC時代の人材育成大会でShoXCのレギュラーだったアーロン・ロサと対戦するが、タイトルに絡んでくるとすれば、バオ・クァーチ×ティト・ジョンズ戦の方が興味深い。
フェザー級の試合がメインカードで実現するのは、ストライクフォースもフェザー級王座新設に動きだしているという見方もできる。これまで日本のDREAMに出場したダレン・ウエノヤマらが同プロモーションに上がっていたが、全米2位プロモーションとなった今、その求心力は以前と比較にならないはず。思わぬ大物やWECから流れてくるファイターが今後、出場する可能性も高いとみてよいだろう。
■SHO MMA 対戦予定カード
<ライト級/5分×3R>
ビリー・エヴァンゲリスタ(米国)
マイク・アイナ(米国)
<女子バンタム級/3分×3R>
サラ・カフマン(カナダ)
ミーシャ・テイト(米国)
<ヘビー級/5分×3R>
レイバー・ジョンソン(米国)
カール・セウマヌタファ(米国)
<ライトヘビー級/5分×3R>
アンソニー・ルイス(米国)
アーロン・ロサ(米国)
<フェザー級/5分×3R>
バオ・クァーチ(米国)
ティト・ジョンズ(米国)
■プレリミナリーマッチ 対戦予定カード
<160ポンド契約/3分×3R>
ベン・ホルスチャー(米国)
コディ・カンタベリー(米国)
<女子125ポンド契約/3分×3R>
ゾイラ・フロスト(米国)
エイベリー・ベルチェ(米国)
<ライト級/3分×3R>
カレオ・クァン(米国)
トーマス・ディアニュ(セネガル)
<ライト級/5分×3R>
ファブリシオ・モランゴ(ブラジル)
トーランス・テイラー(米国)
<ミドル級/3分×3R>
チャド・ソットン(米国)
スペンサー・ヘーンズ(米国)