この星の格闘技を追いかける

【UFN102】PPV大会の前夜、NY州で2カ月連続興行。メインにロイ・ネルソン越えを果たしたルイス登場

derrick-lewis【写真】ロイ・ネルソン越えを7月には対しているルイスがメインイベンターは務める(C) courtesy of Zuffa LLC / Getty Images

今週末、UFCでは10日(日・現地時間)にトロントでUFC206の前夜=9日(金・同)にもニューヨーク州オールバニのタイムズユニオン・センターでUFC Fight Night 102「Lewis vs Abdurakhimov」も開催する。


歴史に残るMSG大会から1カ月、プロMMA解禁となって以来2度目のニューヨーク州でのイベントは州中部のオールバニで行われる。そして対戦カードに目をやると、メインインベントのデリック・ルイス×シャミル・アブドゥラヒモフのヘビー級戦以下、ズラリと重量級のマッチアップが揃っている。

全12試合中ヘビー級が2試合、ライトヘビー級が2試合、ミドル級が3試合。メインカードの4試合はヘビー級とライトヘビー級が占めている。そんな重量級フェスティティバルとなった今大会。前述したようにメインに出場するルイスは現在4連勝中でオクタゴンで7勝2敗。前回の試合こそスプリット判定勝ちだったが、相手はあのロイ・ネルソン──それ以前の6勝は全てKOまたはTKO勝ちでキャリア全体では16勝のうち14試合でKOしているヘビーヒッターだ。

動ける巨漢ルイスに対するアブドゥラヒモフはキャリア20戦17勝、うちKOが7つで一本が4試合。ただし、UFCに限っては2勝1敗で勝利は判定勝ち、一つはウォルト・ハリスを相手のスプリット勝利だ。

正直、求められているのはUFC処女地での分りやすい肉弾戦ということなのだろうが、これだけ放送&通信網が発達している現代において、UFCもKO決着や打撃戦を好んだとしても、単純に大きいことは正義のような戦略は練って来ないはず。

フランチャイズ化、あるいはローカルと現状規模のUFCとの懸け橋となるプロモーションの存在を望む声もチラホラと聞かれる昨今。今回のオールバニ大会のようなローカルUFCが今後増えていくのか、あるいはビッグショーが続くなかでの隙間的な大会となっただけなのか。やや気になるPPV前夜のファイトナイトだ。

■ UFN102対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国/10位)
シャミル・アブドゥラヒモフ(ロシア/15位)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
アンソニー・ハミルトン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
コーリー・アンダーソン(米国/9位)
ショーン・オコネル(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ(米国/15位)
サパルベク・サファロフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
キース・ベリッシュ(米国)
ライアン・ジェーンス(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス(米国)
トレバー・スミス(米国)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー(英国)
フランキー・ペレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ブライアン・カモージ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
ジョセフ・ジリョッティ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャスティーン・キッシュ(米国)
アシュリー・ヨーダ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チアゴ・トラトール(ブラジル)
シェーン・バーゴス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジュリアナ・リマ(ブラジル)
JJ・アルドリッチ(米国/15位)

PR
PR

関連記事

Movie