【UFN99】元Bellator世界ヘビー級王者アレキサンダー・ヴォルコフ、苦しみながらUFC初陣V
<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)
Def.29-28.29-28.27-30
ティモシー・ジョンソン(米国/14位)
元Bellator世界ヘビー級王者で、現WSOF世界ヘビー級王者ブラゴイ・イワノフにも勝っているヴォルコフがUFCデビュー。ヴォルコフはいきなりジョンソンのワンツーを被弾してしまう。それでも左ジャブを伸ばし、右ヒザ。そのまま連打でジョンソンをケージに追い込みシングルレッグへ。スクランブルでバックに回り右を連打したヴォルコフだが、胸を合わせてきたジョンソンの右アッパーでダウン。
必死にガードを取るヴォルコフは左のパウンドを連続で落とされ、続いて右の連打を受ける。ケージを背に立ち上がったヴォルコフだが初回を落とした。
2R、右ストレートをまず入れたヴォルコフ。大振りの連打で前に出たジョンソンの右アッパーがヴォルコフの顔面を捉える。下がらず打ち合ったヴォルコフは、ジョンソンが組んでくると体を入れ替える。ジョンソンは再び押し返し、アンクルピックでテイクダウンに成功する。立ち上がり際に顔面にパンチを連打されるヴォルコフが、押し返すもブレイクが掛かる。
離れた両者、ジョンソンの突進&アッパーを今度は食わなかったヴォルコフはテイクダウンを切ってケージに押し込んでいく。しかし、ジョンソンは左フックを打ち込んで離れると、左ストレートをヒザ蹴りに合わせた。
最終回、オーバーハンドの左を当てたジョンソンは、パンチから組みという流れを狙う。ヴォルコフは右ハイ、右ミドルに続きボディにヒザを突き刺す。ここでケージに押し込んで組み合いになると、ヴォルコフはバックに回って右を顔面に打つ。ここで離れ、ヴォルコフはヒザ蹴りをボディに再び入れて、またもケージにジョンソンを押し込む。離れた両者、残り1分でジョンソンがオーバーハンドで飛び込み組みつく。
ヴォルコフが体を入れ替えたが、ジョンソンが小手投げからトップを伺いつつシングルへ。切ったヴォルコフはパウンドを落とすも時間切れに。厳しい試合内容となったが、ヴォルコフはスプリット判定勝ちでUFCデビュー戦で白星を手にした。