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【RFC34】Road FCフェザー級王者、韓流ミスター・パーフェクト=チェ・ムギョム「データは関係ない」

choi-mu-gyeom【写真】戦績は7勝4敗。韓国人ファイターは数字で判断できないという典型的なパターンのチェ・ムギョム。インタビュー中にあるように2011年12月にHEATに来日し中島太一に勝利している(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)に中国は河北省(ホーベイ)の石家庄(シーチャーチュワン)、河北体育館で開催されるRoad FC34。同大会のメインはロードFCフェザー級王者チェ・ムギョムが、トルコのムラット・カズガンの挑戦を受けて防衛戦を行う。

3月にマルロン・サンドロに完勝している実力者チェ・ムギョム。派手さはないが、その距離の取り方、相手の得意技を封じ込む力はまさに玄人好み。プレッシャーの強い韓国人選手を封じ込めることができる実力者は、3年振りの実戦となる未知のチャレンジャーを前に韓流ミスター・パーフェクトは何を想っているのか。


――急遽というか、唐突な感じでカズガンの挑戦が決まったように感じられた防衛戦ですが、まず彼が挑戦者となったと最初に聞いた時に何を思いましたか。

「まずは試合が決まったことがとても嬉しかったです。良い気分で練習できています」

――その時、彼の顔を名前、そしてファイトスタイルはピンときていましたか。

「ムラット・カズガンはライト級の選手だと思っていました。体が大きく、実力のある選手だとは思っています」

――改めて防衛戦を戦うにあたり、カズガン選手の試合も研究したかと思います。どのような印象を持ちましたか。

「グラウンド、特に組みの強さが印象に残っていますが、ただ試合をしていないので、その部分がどれだけ伸びているかが未知数なので気になりますね」

――そのうえでチェ・ムギョム選手はどのようなトレーニングを積んできたでしょうか。

「グラウンド、レスリングの練習を重点的に行おうと考えました。特にテイクダウンディフェンスに力を入れています。だたし、前回の試合が3年前ですし相手の実力が把握できない分、自分自身に足りていない部分を補う練習に力をいれてきました。それが先ほど言ったレスリング、テイクダンスディフェンスなどですね」

――データのない相手と戦うときに、事前にゲームプランはどのように立てていますか。

「正直、データの有無はそこまで関係ありません。相手の弱点よりも自分の弱点をカバーすることを努力することが大事だと思います。

なのでデータのない選手と戦うときは、スパーリングをするくらいのリラックスした気持ちでケージに上がります。相手のことは試合を戦いながら分かっていけば良いので」

――では今回の試合でチェ・ムギョム選手自身がケージのなかでやるべきこととして、何を心がけていますか。

「以前は心がけ……というか、もう呪文というかジンクスのようにケージの中ではこれをやる、あれをやるといったことを心がけて試合に臨んでいましたが、イ・ユンジュン選手に負けた後は試合が決まれば、その試合のためにしっかり準備をし、その日のコンディションに合わせて戦うことにしています」

――キム・スーチョルやベルトを返上したイ・ユンジュンなどバンタム級の強豪は元UFCファイターとの対戦が目立ってきましたが、チェ・ムギョム選手自身、ワールドクラスで戦ってきた――あるいはネームバリューのある相手と戦いたいという希望は?

「もちろん世界的な選手と戦いたい気持ちは大きいですね。日沖発選手、コナー・マクレガー選手、パトリシオ・フレイレ選手と戦ってみたいです。

現実問題として、日沖発選手と戦ってみたいです。一番身近にいる選手ですので。日沖発選手と戦って、勝つことができれば韓国のファンにもより認めてもらうことが出来ますので」

――では、今回のカズガン戦でファンにどのような試合を見せたいかを教えてください。

「自分の基準からすると『面白い試合』というのはキム・スーチョル選手のようにどんどん前に出て打って入っていくスタイルではありません。でも好機があれば、しっかりKOしてやろうと思っています。そして今回はその自信が本当にあります」

――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本のファンの皆様、いつも有難うございます。日本ではHEATで試合をしたこともあります。その時はドゥホ(※チェ・ドゥホ)も一緒にいたのですが、ドゥホに女性ファンがいて羨ましかった記憶があります(笑)。

自分がもう少し一生懸命やって、日本でも女性ファンのハートを掴めたらとても嬉しいです。いつかまたロードFCが日本大会を開く機会があるなら、本当に日沖発選手と戦ってみたいです」

■Road FC34対戦カード

<ROAD FCフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] チェ・ムギョム(韓国)
[挑戦者] ムラット・カズガン(トルコ)

<ヘビー級/5分3R>
アオルコロ(中国)
川口雄介(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン(中国)
藤野恵実(日本)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
キム・スンヨン(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン(中国)
エルヌール・アガエフ(ロシア)

<ヘビー級/5分2R>
ホウ・ツェンリン(中国)
シム・ゴンオ(韓国)

<100キロ契約/5分2R>
チャン・ジャンジュン(中国)
キム・デソン(韓国)

<フライ級挑戦者決定戦/5分3R>
アラテン・ヘイリ(中国)
チョ・ナムジン(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
ドン・シン(中国)
ラ・インジェ(韓国)

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