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【Top FC13】テイクダウンで何度も尻餅をつかせ、能動的な動いたジュニアだったが判定は0-1の痛み分け

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンウォン(韓国)
Draw.1-0:30-29.29-29.29-29
中村ジュニア(日本)

須藤元気に憧れるチョ・ソンウォンが、ダンスパフォーマンスを魅せる。トップFCを代表するエキサイティングな試合が売りのストライカー、チョ・ソンウォンは戦績で測れない韓国人ファイターの代表格だ。

まずはチョ・ソンウォンが前蹴りを見せる。左に小刻みに動くジュニアが右ロー。チョ・ソンウォンの左ローが急所に入っても、ジュニアは試合を止めない。ジュニアの右ローにチョ・ソンウォンが右を合わせようとする。勢いのる右ローは蹴ったジュニアにチョ・ソンウォンが左ストレートを伸ばす。左ストレートを被弾しても、前に出てイクジュニアが右ショート2発からシングルレッグへ。

縦にヒジを落としたチョ・ソンウォンに注意が入る。離れた両者、ローを蹴り合うとジュニアが右を当てて前に出る。一旦離れ、ローでチョ・ソンウォンがバランスを崩す。ケージ際にチョ・ソンウォンは移動したが、左足を束ねてジュニアが立たせない。右腕を差して立ち上がったチョ・ソンウォン。初回は本来ならジュニアだが、チョ・ソンウォンがつけるジャッジもいるかというラウンドとなった。

2R、右目の上が腫れかかっているジュニアにチョ・ソンウォンが軽く左ハイを繰り出す。ジュニアは小刻みな動きを続けボディロックからシングルで執拗にテイクダウンを狙う。チョ・ソンウォンがヒジ打ちから首相撲、ヒザを突き上げて離れることに成功する。

ジュニアが右をヒット、さらにパンチを見せてシングルへ。パンチ&組みのグライディングに入ったジュニアに対し、チョ・ソンウォンは左前蹴り。ジュニアはさらにローとハイ、ダブルでテイクダウンも直後にチョ・ソンウォンが立ち上がる。逆にケージに押し込むチョ・ソンウォン。離れると左前蹴りをアゴ先にチョ・ソンウォンが入れる。ジュニアは右ローから右フック、さらに右を2発入れてシングルレッグで押し込んでいく。

ヒジを受けて頭を上げ、離れたジュニアが右を打ち込む。ロー、ボディを入れたジュニア、チョ・ソンウォンはテイクダウン狙いを切るも、打撃の距離は取れない。右を入れたジュニア、足を止めて打ち合った直後に2Rがタイムアップ。さすがにこのラウンドはジュニアのモノとなった。

最終回、チョ・ソンウォンが左ハイから左前蹴り。ジュニアは右フック、右ミドルから組みへ。これをかわしたチョ・ソンウォンがワンツー、ジュニアはダブルッグで尻餅をつかせる。ケージを背にして立ち上がろうとするチョ・ソンウォンは、左を差してスタンドへ。細かいヒザを見せたチョ・ソンウォン、離れて左前蹴りを繰り出す。ジュニアは右ロー、そしてシングルでテイクダウンへ。尻餅状態でヒジを落とすチョ・ソンウォンが立ち上がって、細かいパンチを入れる。

ジュニアは離れて左右のフックで前に出る。下がりながらパンチを見せるチョ・ソンウォンをダブルで押し込んだジュニア、ここで早目のブレイクが掛かる。細かいパンチから前に出てダブルのジュニアが持ち上げて、スラムテイクダウンに成功する。必死にケージ際に移動し、ここも高速ブレイクが掛かる。

しかし、続くスタンドの展開でもジュニアはダブルで組んで小外から尻餅をつかせて立ち上がる。チョ・ソンウォンが左ミドルを入れると、左ジャブから両者足を止めての打ち合いに。タイムアップと同時に、両者が手をあげて勝利をアピールした。

逃げの組みではないが、これを逃げ取られると判定で厳しいが、常に能動的に動いていたジュニアが本来は判定を取っておかしくない。結果、レフェリーは両者の手を上げスプリット・ドローという判定が下った。

UFCを目指すフィーダーショーとしては──裁定基準が分からない判定結果だ。


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