【UFC168】TD+スラム決め、ハワードがバハドゥルザダに完勝
<ウェルター級/5分3R>
ジョン・ハワード(米国)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 30-27
シアー・バハドゥルザダ(オランダ)
慎重な立ち上がりの両者、バハドゥルザダが左ローを繰り出し、ハワードのテイクダウン狙いを切る。ハワードは左フックを打ちながら前に出る。バハドゥルザダも荒い左フックを返し、左ハイを見せる。ハワードの前進に右を合せたバハドゥルザダが左ジャブから右ストレート、さらに左と連打を繰り出す。ハワードは組みつくが、逆にケージに押し込まれヒザをボディに蹴りこまれる。試合がオクタゴン中央に戻ると、ハワードは左フックを空振り。残り75秒、ダブルレッグでドライブ、ハワードがテイクダウンに成功する。マウント狙いのハワードに対し、背中を預けて立ち上がったバハドゥルザダが胸を合わし、シングルレッグをカット。左右のフックを振るうバハドゥルザダにハワードが左フックを返したところで初回が終了した。
2R、バハドゥルザダはフックの連打から距離を取り右ハイを狙う。左フックを返すハワード。その左フックをダッキングでかわしたバハドゥルザダは、組まれてケージに押し込まれる。バハドゥルザダのヒザ蹴りをキャッチしてシングルに出たハワードだが、テイクダウンは奪えず、逆にボディに打ち込まれてからテイクダウンを許してしまう。
ハワードの三角絞めを防ぎ、スタンドに戻ったバハドゥルザダ。ハワードも立ち上がり、試合はスタンドの展開に。ハワードの右ローに体がよれたバハドゥルザダはヒザ蹴りを繰り出す。バハドゥルザダがケージにハワードを押し込みヒザを突き上げるが、フックの反撃を受け自ら距離を取る。動きが落ちたバハドゥルザダが、テイクダウンを切られ体が流れる。首相撲からヒザを突き上げるバハドゥルザダ、フックを返すハワード。残り45秒、ハワードのシングルレッグにキムラで対応したバハドゥルザダだが、大きく担ぎ上げられスラムを許し、ここもポイントを落した。
3R、ハワードが左フックをヒット。さらに右ストレートを打ち込む。ハワードは組んでテイクダウン狙いから、間合いを取って左右のフックを打ち込む。ボディを打たれ疲れを隠せないバハドゥルザダだったが、右ヒザを突き上げ、ワンツーからヒザ蹴りへ。
アッパーも見せるバハドゥルザダだがパワーは感じられない。とハワードはダーティボクシングから、簡単にテイクダウンに成功する。ついにクローズドガードを取ったバハドゥルザダは、起き上がったハワードの重いパウンドを連続で受ける。背中を預けて立ち上がったバハドゥルザダが、前方回転からヒザ十字を狙うもこれもハワードが察知する。ガードに戻ったバハドゥルザダに対し、ハワードがマウントを奪う。
完全に動きが止ったバハドゥルザダのバックに回ったバハドゥルザダが両足をフック。バハドゥルザダも後方へのパンチを放つが、ポジションを返せずタイムアップへ。ハワードの判定勝ちとなった。