【Pancrase281】クロスヒールと、その後の北岡悟<04>「フジTVに映るか……久米の話はしたくない」
【写真】今回の取材ではマフラに極めたクロスヒールの再現&解説もしてくれた北岡。実戦で人生初クロスヒールはどう極まったのかは、近日公開!! (C)MMAPLANET
2日に開催されたPancrase281で、レオナルド・マフラをクロスヒールで破った北岡悟インタビュー最終回。
レアンドロ・マフラに一本勝ちした彼に今後、DEEP王座、パンクラス王座、そして年末について尋ねた。
<北岡悟インタビューPart.01はコチラから>
<北岡悟インタビューPart.02はコチラから>
<北岡悟インタビューPart.03はコチラから>
──では今後パンクラスやDEEPでの試合に関してはどのように考えているのですか。
「DEEPのベルトは防衛し続けたいと思っているし、パンクラスのベルトは欲しいです」
──RIZINのイベント数が増え、出場機会が増えた場合はどうなりますか。
「お金です。でもDEEPのベルトも防衛したいし、パンクラスのベルトも欲しい」
──そこにファイトマネーの額が絡んでくると。
「ただパンクラスやDEEPが今と同じファイタマネーを貰えるなら、他から2倍や3倍の額でオファーがあっても……5倍とかなら考えないといけないですが……2倍とか3倍ならDEEPとパンクラスで戦い続けますよ。
DEEPとパンクラスには出たいという僕の気持ちがある、DEEPのこともパンクラスことも好きですから。ハイ、単純に」
──ただ、そうやって考えるとDEEPでは誰が挑戦者になるのかという部分も存在しますね。
「いないんですよ、相手が。だから挑戦者が現れるまでDEEPの試合に出るのは……そうですね、少し後になるかもしれないです。ただし、その間も試合はしますし、これまでもパンクラスやIGFで負けているので、また外で負け続けたらベルトは返上するという気持ちあります。そういう覚悟では戦っています」
──エッ、それは下石選手が口にした時に激怒していたことじゃないですか。
「えぇ、でもそうだよなって。もう、すいうもんだろうって。でも他人から言われることじゃない。ただしDEEPのベルトも僕が持っていた方が、何だかんだと価値があるでしょう」
──ではパンクラスのライト級王座に関してですが、久米選手が新王者になりました。
「う~ん、どうなんでしょう。強いのは間違いないです。僕が負けた相手に勝っているわけだし」
──久米×徳留戦に関して、北岡選手は言及していなかったような気がします。
「誰にも聞かれていないですから(苦笑)」
──なるほど(笑)。あの戦前、徳留選手が有利という声がかなり多かったです。この結果、そして試合内容についてはどのように捉えていますか。
「強かったですよね……」
──ベルト奪取後に言葉を交わしたことは?
「ありますよ。会場で会ったし、おめでとうって伝えました」
──もうロックオンして、怖い顔をしているんじゃないかと予想していたのですか。
「それはないです。マフラとの試合が決まっていたので、その先のことを考えることはないですし」
──改めて、試合結果、試合内容について、どのように感じましたか。久米選手絶対不利という事前の予想でした。
「そうですね……多くの人が、久米君が勝つと思っていなかったでしょうね。ただ、久米君の強いところというよりも、徳留君の弱いところが出た。そういう試合だったと思います。
そうですね……、久米のスペシャル・バージョンが出たというよりも、徳留の弱いところをつくにはこれだったんだっていう感じの試合。自分ができなかったことですけど、久米君は別にソレをやれるでしょうし……。でも、久米に関しては試合が決まるまで話したくないです」
──押忍。了解しました。パンクラスはどんどん試合が組まれますし、その辺りの動向は正式発表を待ちたいと思います。そして正式発表といえば、大晦日も同様です。
「まぁ、それがあるからパンクラスも僕の事情を察してくれていますよ。実際、次の試合に関して何も話がなかったわけじゃない。でも、僕も即決はできない状況だし。パンクラスにはパンクラスのライト級タイトルマッチの予定もあるでしょうし、僕はタイトルが掛かっていない試合だって戦いますし。
まぁ、年内の試合に関しては──フジTVに映れるかどうかって書いておいてください(笑)」