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【Pancrase281】クロスヒールと、その後の北岡悟<02>「僕はこれが一番面白いと思って生きてきた」

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satoru-kitaoka【写真】この直立不動のウィナーコールの佇まいも解放感の表われか (C)MMAPLANET

2日に開催されたPancrase281で、レオナルド・マフラをクロスヒールで破った北岡悟インタビュー第2弾。

今時の足関節論から、有頂天マイク、そして年末へと北岡のMMA論=人生論は続く。

<北岡悟インタビューPart.01はコチラから>


──クロスヒールを練習で極めたことは?

「練習で仕掛けたことはあります。極めたこともあるはずですが、片手の指にも満たない──きっと3回ぐらいじゃないですかね」

──ではクロスヒールといわず、このところの練習で足関節を仕掛ける頻度は以前と比べてどうでしょうか。

「かなり減りました。全く使わないわけじゃないですけど、差がある相手に威嚇で取るような感じで(笑)。でも、僕がMMAを始めた頃と比較すると、足関節が練習中に見られる機会は圧倒的に少なくなっています。

本当はここで足関節にいくと、相手が嫌がるだろうなっていう場面でも若い選手が使うことはないですよね」

──引き出しは多い方が良いですが、主軸となる攻防を強くすることも必要ですしね。

「僕は練習でやった技を比較的、サッと実戦で使う方なんですよ。下石戦の前にDJに2段蹴りを習ったら、すぐに試合で使ったように」

──相手が予測してない技、そして練習相手が使わない技だと効果も覿面になる可能性も高いです。

「それをいうならDJは本当に色んな技を練習して、持っているのに。凄く勿体ないですね。まぁ、メンタルが関係しているんでしょうけど、僕はパッと使っちゃう。勝つときってそういうもんなんでしょうね。良い時は」

──65秒、一本勝ち後は手を広げて鳥になったようにケージ内を舞っていました(笑)。

「アハハハ。解放感ですね。ケージサイドにいた(渡辺)健吾さんが『なんだ。ありゃあ』って大喜びしていたらしくて(笑)。もうね、マフラには『帰ってください』って感じで、触れる必要もなかったし、解放感でいっぱいになってジャンプしちゃいましたね」

──そこは体重オーバーに関して、許せないモノがありましたか。

「計量で僕が切れたのは体重オーバーしたことじゃないんですよ。アイツね、計量会場に入ってからずっと僕のことを睨んできたんです。それは究極、有りだと思っています。でも、やっぱり嫌なもんなので間に人を座らせたりしていました。

それでも、ずっとこっちのことを見続けているんですよ。アレを続けるのも結構シンドイと思うんですけど、どんな精神状態なんだろうなって。で、体重を測ったらオーバーしていたから、そりゃあ切れますよね?

壇上に上がる前の控えの間でもずっと、こっちから視線を外さなかったし、なんか僕の名前を口にしているし。そんな睨みつけている暇があるんだったら、体重をしっかりと落とせやって。普通に『メンチ切る前に体重落として来いよ』って思いますよね?」

──それは確かに、そう思います。

「でも、あれだけしっかりと勝てたし、体重もギリギリまで落とそうとしていたので、試合後まで特別に悪い印象を持ち続けることはなかったです」

──ダークサイドに落ちることはなかった?

「なかったです(笑)」

──そしてMMAがキング・オブ・スポーツだという発言がありました。SNSでも道場の雰囲気の良さを伝えるタイムラインがあるかと思えば、その最後に『MMA舐めるなよ』っていう一文があったのですが……。なぜ、あの一言が必要なのかなって(笑)。

「まぁ、色々と舐められることもあるし。世の中、娯楽がたくさんあるなかで僕はこれが一番面白いと思って、これで生きてきたので。もう誇りとか超えているモノがあります」

──北岡選手はそういう気持ちでいますが、同じ業界内で自分たちのやっていることを貶めている人も少なくないと思います。

「ハイ、それも思います。そういう人達の方が目立っているという状況はあります。そういう人達のためにも、僕はそういう人たちに負けないようにやっていきます」

──そしてMX以外、フジTVに出たいです発言が聞かれました(笑)。

「僕は日本という国の……この競技のプロフェッショナルだから……ですよね。ハイ。お金も欲しいですし、注目もされたいですし……早くお金も欲しいし」

──僅か一つだけを挟んで、お金が2回来ましたね(笑)。

「ワハハハハハハ。もっとジムを良くしたいんですよね。設備を充実させたいし、稼いでジムに投資したいです」

<この項、続く>

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