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【Grand Slam BJJ】62キロ級優勝、橋本知之。アマゾンは接戦落とし、69キロ級で準優勝に

abu-dhabi-grand-slam【写真】69キロ級の表彰式は団体表彰の前に行われたが、そのまえの階級の選手が小切手ボードをお土産に持って帰ってしまい──メダルだけで撮影が行われた。色んなことが起こるアブダビグランドスラムだった (C)MMAPLANET

23日(日)に埼玉県深谷市のビッグタートル深谷でUAE Jiu Jitsu Federation主催のAbu Dhabi Grand Slam Jiu-Jitsu World Tour TOKYOが行われた。優勝賞金2000ドル+1月のアブダビ大会へのチケット、各階級総額4000ドルが掛かった黒帯アダルトのトーナメント。まずはマイキー・ムスメシが欠場した62キロ級と69キロ級の模様をお届けしたい。


62kg-01<62キロ級決勝/6分1R>
橋本知之(日本)
Def.2-0
宮地一裕(日本)

62kg-02大会当日になってマイキー・ムスメシがどうやら来日していないということが明確になり、拍子抜けとなった62キロ級。そのムスメシと初戦で当たる予定だった橋本知之が、伊東圭を破った宮地一裕といきなり決勝で戦うこととなった。

9月のIBJJFアジア選手権、ルースター級を制した橋本とライトフェザー級準優勝の宮地の一戦。ダブルガードでルーチが入った両者、再開後に引き込んでシッティングの橋本に対して、宮地が飛びつき三角のような形で飛び込んでいく。

62kg-03ヒジを抜かれ、袖をひっぱり腕を取り続けようとする宮地に対して、橋本は股裂きからバックを狙う。ここで腕を諦めた宮地は背中を譲り、足を入れさせないように防御に徹する。結果、バックを譲るよりも背中をマットにつけることを選択し、橋本にリバーサルの2Pが入った。

サイドから腕十字、三角クラッチでマウントと攻める橋本。宮地も体を捻ってエスケープに成功したが、試合タイムはほとんど残っておらずこのまま橋本が優勝を決めた。マイキー欠場にも橋本は「でも、本戦(※2017年1月13&14日アブダビ大会)に行けるので」と飄々と語った。

69kg-03<69キロ級決勝/6分1R>
チアゴ・ブラボ(ブラジル)
Def.レフェリー判定2-1
杉江アマゾン大輔(日本)

69kg-018月にワールドマスター3位、9月はアジア選手権フェザー級で優勝している杉江は、ジエメウソン・ハッタを2分23秒送り襟絞めで下し、続く準決勝ではアジア選手権の再戦となったチャールズ・ガスパーとの一戦もガードからの腕十字で一本勝ち──好調を維持して決勝のチアゴ・ブラボ戦に臨んだ。

69kg-02対して、アブダビ・プロ軽量級表彰台の常連ブラボは準決勝で平尾悠人を2-2&A4-0で破って決勝に進んできた。序盤、引き込んだブラボのシールドに対し、スペースを作り一気にハーフに持ち込んだ杉江。ここから足を一本抜こうとすると、ブラボは後方回転でリバーサルを狙ってくる。

ひっくり返されずもスクランブルでスタンド、あるいはガードに戻されるという展開となり、杉江がブラボのクローズドガードのなかに収まる。

ガードを割っていこうと試みる杉江に対し、ブラボは右足を腰に置いて左足を振ってスイープ、戻ってハイガードと動きを作る。結果、ポイントもアドバンもないままあっという間に6分間は過ぎ、レフェリー判定へ。UAE JJFから派遣されたレフェリーとジャッジがブラボ、JJFJのジャッジは杉江を指示という形となりブラボが優勝を決めた。

なお、決勝が進んでも開始されず表彰式のセレモニーが始まった脇で静かに始まった3決を制したガスパーが表彰台最後の一角に食い込み賞金を手にしていている。

■リザルト

【62キロ級】
優勝 橋本知之(Carpe Diem/日本)
準優勝 宮地一裕(修斗ジムRoots/日本)
3位 伊東圭(AXIS/日本)

【69キロ級】
優勝 チアゴ・ブラボ(UAE JJチーム・アルアイン/ブラジル)
準優勝 杉江アマゾン大輔(Carpe Diem Hope/日本)
3位 チャールズ・ガスパー(Impacto Jpan B.J.J/ブラジル)

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