【Pancrase281】戦って強し、喋って楽し。ジャレッド・ブルックス 「スナベは年寄り、カンベは赤ん坊」
【写真】聞く者を楽しませることができる。それが本当の意味でのプロとしてのトラッシュ・トーカーだ (C)MMAPLANET
10月2日(日)に東京都江東区のディファ有明で開催されるPancrase281に来日した外国人選手の共同記者会見が、29日(木)に渋谷区のフーターズ渋谷店で行われた。
レオナルド・マフラ、ルイス・ベタオ・ノゲイラ、ナザレノ・マレガリエ、ジャレッド・ブルックスの4選手の会見から、潤鎮魂歌と対戦するジャレッド・ブルックスのインタビューの模様をお届けしたい。
「僕は僕。コナー・マクレガーの真似なんてしない。ファイト通して常にベストのパフォーマンスを魅せて、自分の名前を皆の記憶に刻み込むんだ」というブルックス。2月のWSOF-GCでは猿丸ジュンジからTKO勝ちし、コアファンの間でその強さが浸透しているブルックス、日本MMA界にとって初めての本格的なトラッシュ・トーカーの声に耳を傾けてほしい。
「みんな、調子はどう? 僕はサイコーだよ。減量も順調だし日曜日にはパンクラスにやってきた2つ理由、相手をブッ飛ばすこと──そして金を頂くコトを皆の前で実行するよ」
──2月にWSOF-GCでの勝ち方が印象的で、ファンの間では待望の再来日となります。
「米国にいるから、どんな風に日本のファンが思っていてくれていたかは分かってなかったけど、そう思われるのは嬉しい。もっと言ってもらえるように頑張るよ。パンクラスは日本だけでなく、世界でベストのプロモーションの一つ。ここで名前を挙げたいね。今回のクソ(※対戦相手の潤鎮魂歌)をぶっ倒してから、ストロー級チャンピオンになり、そしてフライ級、それからバンタム級でもパンクラスのチャンピオンになってやる」
──パンクラスの印象を教えて下さい。
「ずっとしていたよ、バス・ルッテンやケン・シャムロックが戦っていた場所だ。1993年、UFCと同じ年にパンクラスは生まれた。そして、僕も1993年生まれだ(笑)。このスポーツをやるために生まれてきた。ずっと彼らを見て大きくなったんだ。
3、4歳の時からMMAの試合を見てきた。『バス・ルッテンみたいに。ケン・シャムロックみたいに。こいつらみたいになりたい』って思っていた。そして今、ここにいる。夢が叶ったんだよ」
──そのパンクラスでどのような試合を見せたいですか。
「ぽこ○んヤローをブッ飛ばすだけ。ずっと忘れられない試合を見せるよ。スナベ(砂辺光久。ストロー級王者)も同じだ。ずっとパンクラスでやっているけど、もうアイツは年寄り。37歳だ。僕はずっと若い、22歳だ。僕がKOするから、もうパンクラスで活躍できる時間は残っていなよ、アイツは」
──潤鎮魂歌選手のサブミッションに関しては、どのような印象を持っていますか。
「問題ない。もう、終わっている。柔術ができるし、足関節も持っている。ガードワークも良い。でも、僕はトップを取ってエルボーで、ぽこ○んヤローをぶちのめす。
彼が組みついてきても僕をテイクダウンする姿が全く思い浮かばない。蹴っ飛ばして、アッパーカットをぶち込んで、ヒザを顔面に叩き込むよ。どうなろうが、僕が勝つしか考えられないよ」
──凄い自信ですね。
「ファイターなら自信を持っておくべきだ。いくら技術があっても、自信がないと使いこなすことはできない。子供の頃からレスリングをやってきて、絶対に対戦相手のことを軽視することはなかった。でも、ぶっ潰し続けてきたんだ。だから、今回だって同じ。ぶちのめすだけ。
パンクラスだったら……ファイトパスで見ているけどフライ級でも誰にも負けない。ホント、大したことない奴らばっかだよ。僕はATTのジャスティン・スコッギンスとかベスト中のベストと練習してきたんだ。練習相手と対戦相手を比べると、ホントなんでもない奴らばっかりだよ」
──……。ザ・モンキーゴッドというニックネームの由来は?
「ちょっと前にアメリカン・バッドアスにニックネームは変えたんだ。15歳の頃から試合をしていて、僕の姿を見た人達がクモザルのようだって言っていた。クモザルはヒンドゥー教では神様だから、そんな風に呼ばれるようになったんだ。
でも、もうアメリカン・バッドアスだ。僕はずっとアメリカで生まれ育ったんだから。僕がどれだけバッドアスか、試合で見せてあげるよ。
子供のころからママにもモンキーって呼ばれていたけど、もうそんなガキの時代は終わった。僕はバッドアスなんだ」
──打撃を叩きこむということをずっと言われていますが、打撃が得意なのですか。
「僕はMMAファイターだ。なぜ、ミックストマーシャルアーツなのか。空手もできる。ボクシングもできる。レスリング、柔術、ムエタイもそう。何でもできる。だからMMAなんだ。寝技だってそう。アイツの寝技に付き合うつもりはないけど、グラウンドになっても何ら問題はない。
いや、ホント、こんな風にインタビューしてくれてありがとう。あっ、そうだ……カンベ(神部建人)はどうしている? あんな勝って、ママをケージに入れて泣くような甘ちゃんがチャンピオンだなんて笑えるよ。
確かに大切な試合だったんだろう。でも、泣くなんてね。19歳の赤ん坊だ。アイツは本当のチャンピオンを知らない。そうジャレッド・アメリカン・バッドアス・ブルックスをね。そしてスナベは歳を取り過ぎている」
■Pancrase281対戦カード
<ウェルター級KOPT/5分5R>
[王者]村山暁洋(日本)
[挑戦者]三浦広光(日本)
<ミドル級王座決定戦/5分5R>
ロッキー川村(日本)
新村優貴(日本)
<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
レオナルド・マフラ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
マモル(日本)
ルイス・ベタオ・ノゲイラ(ブラジル)
<フライ級/3分3R>
川端康太(日本)
杉山廣平(日本)
<バンタム級/3分3R>
大橋悠一(日本)
工藤修久(日本)
<バンタム級/3分3R>
井関遼(日本)
上久保周哉(日本)
<フェザー級/3分3R>
太田裕稀(日本)
山本雄希(日本)
<フライ級/3分3R>
山本篤(日本)
翔兵(日本)
<フェザー級/5分3R>
ガイ・デルモ(米国)
ナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)
<ストロー級/5分3R>
潤鎮魂歌(日本)
ジャレッド・ブルックス(米国)
<フライ級/5分3R>
上田将竜(日本)
荻窪祐輔(日本)
<バンタム級/5分3R>
アラン・ヤマニハ(ブラジル)
清水俊一(日本)
<フェザー級/3分3R>
田村彰敏(日本)
MIKE(日本)
<ストロー級/3分3R>
江泉卓哉(日本)
小塚誠司(日本)
<バンタム級/3分3R>
原田惟紘(日本)
CORO(日本)
<フェザー級/3分3R>
木村一成(日本)
コンバ王子(日本)