【Strikeforce】5/15 SHOMMA、本気度100%のカード決定
全米第2のMMAプロモーション、ストライクフォース。その人材育成大会SHO MMA:Strikeforce Challenger Series 第一回大会が、15日(金・現地時間)にカリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターで行われ、全ラインナップが決定した。
【写真】デビュー以来10連勝を賭けて、地元フレズノでマイク・アイナ戦に挑むビリー・エヴァンゲリスタ (C) Strikeforce
同大会のメインは、ビリー・エヴァンゲリスタとマイク・アイナのライト級戦で、大会開催地となるフレズノはエヴァンゲリスタのホームとなる。
「地元で戦うことは凄くうれしい。父親も初めて僕の試合を見に来る。無敗をキープすることにプレッシャーを感じるけど、なるべく気にしないようにして戦う」と、地元で勝利を求める声が多いことに対してコメントを残している。
そのエヴァンゲリスタと対戦するアイナは、「対戦相手の地元で戦うことは、ちょっとやる気が増すね。ただし、ケージのドアが閉じられると、もう何も関係ない。パンチを打ち込み、戦いが始まるだけさ」と、敵地フレズノでの勝負に対し語っている。
選手層を厚くするためにも、安定した活動が必要となるSHO MMAだけに、プロMMAデビュー以来9連勝中のエヴァンゲリスタのメイン登場は、地元ファン以上にSHOWTIMEやストライクフォース関係者の期待を集めている。
また、参戦が発表されていた鉄人夫人キム・クートゥアーだが、同プロモーションより正式不参加が公表され、彼女と対戦予定だったミーシャ・テイトとは、カナダのHFCで好印象を残したサラ・カフマンが対戦することとなった。
【写真】プライベートのことまで、ペラペラと話し過ぎ?ミーシャ・テイト (C) Strikeforce
ストライクフォースからは、キムの欠場に対し個人的な問題とだけ発表されているが、テイトは「ランディとの離婚問題」とプライバシーに関する情報を発信してしまっている。クートゥアー夫妻の夫婦間の問題は、昨秋より関係者の間では周知の事実だったが――、あくまでもプライベートの問題。米国メディアも、この問題には触れずにきたがまさか対戦予定だった選手の手によって公になるとは、ストライクフォース関係者も予想できなかったに違いない。
テイトはハカフマン戦に関して、「まさか、自分が予想していたよりもずっと良い試合を組んでもられた」と、8戦無敗の対戦相手を迎えられることを歓迎している。
他のSHOWTIME中継枠で注目したいのは、フェザー級戦バオ・クァーチ×ティト・ジョンズだ。ズッファ系WECや新興ベラトールFCでも熱い戦いが繰り広げられているフェザー級だけに、セカンド・ビッゲスト・プロモーションとしては、人材を発掘&養成し、ライト級以下のタイトル制定が必要となってくる。
また、当大会のアンダーカードには、ファブリシオ・モランゴという実力者と同時に、キャリア2戦目現役教師という肩書を持つベン・ホルスケチャーらが出場することで注目を集めている。
【写真】SHO MMA第二弾に出場が決まっているエヴァンゲリスタ・サイボーグ。夫人クリスチャンの計量失敗の汚名を挽回できるか (C) MMAPLANET
なお、ストライクフォースではSHO MMAの次回大会を早くも発表しており、同イベントは6月19日にワシントン州ケントのショーウェア・センターで開催される。メインカードも、既にジョーイ・ヴィラセニョール×エヴァンゲリスタ・サイボーグのミドル級マッチと公式発表されており、他にもドゥエイン・ラドウィック、ジョージ・グーゲル、シャイナ・ベイズレー、地元のデニス・ホールマンの出場が決定している模様だ。
■5/11 SHO MMA 対戦予定カード
<ライト級/5分×3R>
ビリー・エヴァンゲリスタ(米国)
マイク・アイナ(米国)
<女子バンタム級/3分×3R>
サラ・カフマン(カナダ)
ミーシャ・テイト
<ヘビー級/5分×3R>
レイバー・ジョンソン(米国)
カール・セウマヌタファ(米国)
<ライトヘビー級/5分×3R>
アンソニー・ルイス(米国)
アーロン・ロサ(米国)
<フェザー級/5分×3R>
バオ・クァーチ(米国)
ティト・ジョンズ(米国)
主なプレリミナリーマッチ
<160ポンド契約/3分×3R>
ベン・ホルスチャー(米国)
コディ・カンタベリー(米国)
<ライト級/5分×3R>
ファブリシオ・モランゴ(ブラジル)
トーランス・テイラー(米国)
<ライト級/5分×3R>
カレオ・クァン(米国)
トーマス・ディアニュ(セネガル)
■6/19 SHO MMA 対戦予定カード
<ミドル級/5分×3R>
ジョーイ・ヴィラセニョール(米国)
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル)
<ライト級/5分×3R>
ドゥエイン・ラドウィック(米国)
ライル・ビアーボウム(米国)
<ライト級/5分×3R>
ジョージ・グーゲル(米国)
コナー・ヒュン(米国)
<女子バンタム級/3分×3R>
シャイナ・ベイズレー(米国)
ミーシャ・テイト×サラ・カフマンの勝者
<ミドル級/5分×3R>
コーリー・ダヴェラ(米国)
TBA
<ウェルター級/5分×3R>
デニス・ホールマン(米国)
TBA