【Pancrase280】矢地祐介、己と山崎に打ち勝つ!!
<フライ級/5分3R>
矢地祐介(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
山﨑悠輝(日本)
蹴りをさばいていきなり連打でラッシュを掛けた矢地。山崎組んでケージに押し込み、体を入れ替えられても一気にテイクダウンへ。背中を譲りつつ立ち上がった矢地は、キムラロックも山崎が背中に飛び乗って両足を四の字で組む。一旦ヒザをつきながら、起き上がった矢地だが後方からパンチを打たれる。ケージを背負いつつ、かなり尻の位置が落ちてきた山崎は、自ら着地。矢地はキムラから胸を這わせて離れる。左ハイから左ストレートを入れて、下がった山崎に追撃を入れる矢地。山崎は首相撲から耐え、初回は山崎が3票を獲得した。
2R、矢地は左ロー。蹴りでバランスを崩して起き上がった山崎に右ハイを繰り出す、ローをカットして前に出た矢地は、振りが大きくなっている。左ミドルを入れた矢地だが、蹴り足をキャッチされテイクダウンを取られる。ケージを背にして立ち上がった矢地は左ハイからパンチの連打、蹴りを交えて右を2発打ち込む。左ボディを入れた矢地、山崎も右を返す。右フックを当てられながらダブルレッグに出た山崎だが、矢地は離れて左ストレートをヒット。山崎の右ローにも左ロー、左ハイから左ストレートと右オーバーハンドと前に出続ける矢地。一旦、間合いを取り直し、再び前に出た矢地は左ストレートを打ち込んだ。
このラウンドを3-1とイーブンにできなかった矢地は、最終回に最初のダブルを切る。執拗に組みに行く山崎、回って離れた矢地だが右ミドルを受ける。続く前進で、ワキをくぐるようにバックに回った山崎がバックに飛び乗るも、矢地が豪快に振り落としパンチを入れる。立ち上がった山崎に左右のパンチを入れた矢地だが、テイクダウン狙いを切り切れない。残り90秒、組み付きに行った矢崎に左を矢地が左を当てる。ヒザをついて組み付いた山崎、回って離れた矢地はシングルを切ってヒザ蹴りへ。最後の15秒の殴り合いを完全に手数、精度で打ち勝った矢地は――結果、スプリット判定――己に勝った判定勝利だった。