【UFC203】スプリット制したベチ・コヘイアにジェシカ・アイのサポーターが大ブーイング
<女子バンタム級/5分3R>
ベチ・コヘイア(ブラジル/11位)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジェシカ・アイ(米国/10位)
右フックの相打ちで打ち勝ったアイ。左ジャブを伸ばし、距離を詰めていく。続くパンチの交換はコヘイアが左を軽く当てる。足を使うコヘイアだが、パンチを打つときはステップが止まってしまう。頭を振って前に出るアイにコヘイアの右がヒット。続き、右に右を合わせる。左を入れて下がるコヘイアは続く右ローをキャッチされ尻餅をつく。すぐに立ち上がり、再び打撃の間合いとなるとアイが右を当てて組み付く。
離れ際のアイの右は空振りに。コヘイアが右、アイがショートの連打を見せる。残り40秒でコヘイアが組んでケージへ。ダブルレッグを諦め、距離を取り直し初回が終わった。
2R、踏み込んでフックという流れの両者。まずはコヘイアが右フックを入れる。ジャブから組み立てようとするアイに対し、コヘイアは踏み込んで左右のフックという流れでパンチを当てる数が増えてくる。アイの右アッパーは踏み込みが足らないが、続いてショートの連打で観客を沸かす。
右を当てたジェシカ、一瞬コヘイアの動きが止ったか。左ミドルから左ジャブを被弾したコヘイアが前に出てくるところで、アイが右ストレート。そしてダブルレッグをスプロールし、2度目のアタックは距離を取ってかわした。組まれ際に右を打ち込むなど、アイが終盤を支配した。
最終回、ローを蹴りあった両者。接近戦ではアイのワンツーが入る。地元のファンのジェシカ・コールの後押しを受けるアイだが、右を被弾し姿勢が乱れる。距離を詰めることができないままの戦いは、コヘイアが右ロー、そして右ストレートを届かせる。虚をつく攻撃がなく、耐えられる打撃の講習が続くが、前に出るのはコヘイア。ケージの前の右移動するアイは左フックを当てられる。左ジャブとフックの間のようなパンチを入れるコヘイアはローを蹴られても右を伸ばしてクリンチへ。
そのままタイムアップとなり、この試合もスプリットに分れコヘイアが大ブーイングのなか喜びを露わにした。