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【ONE45】長すぎるお見合いから一転、最終回に攻守入れ替わるパウンド合戦でサッポがシヴィリを下す

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ルイス・サッポ(ブラジル)
Def.3-0
イゴール・シヴィリ(カザフスタン)

距離を取った両者、シヴィリはケージの前を左へ回る。サッポはハイから飛びヒザ、シヴィリがワンツーを放つ。猫騙しのように顔面の前で大きく両手を叩いたサッポに対し、シヴィリは左回りを続ける。と両者にコーションが入り、試合が再開。それでもシヴィリの左回りは変わらない。サッポも猫騙しを見せるのみで踏み込まない展開が続き、残り試合タイムは2分を切る。

ここでサッポが左ハイも、左回りのシヴィリに有効ではない。対して、全く手を出さないシヴィリ。ついに両者にイエローカードが出される。サッポは左ハイ、右関節蹴りを繰り出すが、シヴィリはそれでも左回りを続けるのみ。ようやく左ジャブを見せたシヴィリ、サッポは右ローを蹴り込む。残り10秒を切って、飛び込むように右ストレートをシヴィリが放つもサッポがかわして初回が終わった。

2R、左回りを続けるシヴィリにサッポが左、そして右ハイを繰り出す。レンジの外で左ジャブを振るうシヴィリに対し、サッポの左ハイは届かない。続く左ハイはシヴィリがブロック。ようやくケージ中央まで出てきたシヴィリだが、すぐにケージ際に下がりサッポの前進にワンツーを合わせようとする。観客席からファイト・チャントが起こり、レフェリーもファイトを連呼。ついにシヴィリに2度目のイエローカードが提示された。

これでファイトマネーの10パーセントが没収されることが決まったシヴィリが、ケージ中央へ。今度はサッポがサークリングに徹する。右ローを見せたサッポ、徐々に距離が近付く両者だが、とにかく攻撃がない。サッポのローでシヴィリが尻餅をつくシーンも最後に見られたが、ラウンド終了の合図と同時に両者にブーイングが飛んだ。


お見合いが続く試合は最終回へ。前に出たシヴィリ、サッポは前蹴り。サッポのローに右ストレートを放つシヴィリ。サッポは右ローを続ける。シヴィリの強引なフック連打&前進にダブルレッグを合わせたサッポがテイクダウンに成功。シヴィリはガードからパンチも、サッポがエルボーを落とす。エルボーを連打したサッポに対し、シヴィリはクローズドガードを続ける。

キムラ、ヒップスロー狙いのシヴィリだが、サッポがここでもヒジを打ち付ける。左目の下が腫れたシヴィリ。サッポは足を捌いてパス、サイドからマウントを窺う。目尻をカットしたシヴィリに、エルボーを続けるサッポはスクランブルのなかでバックへ。後方からパンチを入れ、RNCとともに後方に倒れ込んで両足をフックし、シヴィリのブリッジに合わせてマウントに移行する。パンチを入れてからバックに回ったサッポだが、乗り過ぎて離れる。サッポを追いかけて立ち上がったシヴィリに、レフェリーはドクターチェックを要請した。

再開後、右フックをシヴィリがヒットさせる。打撃せを嫌がったサッポはテイクダウン狙いを止められ、細かいを当てられ引き込む。動きが止まったサッポにシヴィリは鉄槌、パンチを連打。残り30秒、ガードのシヴィリが鉄槌を続け試合はタイムアップに。

激しい攻防が見られた最終回、テイクダウン&エルボーのサッポ。最後の最後にようやく攻めを見せたシヴィリ。結果、序盤の2Rの印象も悪すぎたか、サッポがシヴィリを3‐0で下した。

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