【UFC FOX21】ケイシーに快勝のスマイリー・アルヴィー、「家内は僕よりMMAが分かっている」
<ミドル級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
Def.2R4分56秒by TKO
ケビン・ケイシー(米国)
ヒクソン・グレイシーの教え子、ヒーロン・グレイシーをセコンドに帯同するケイシー。スマイリー・アルヴィーはセコンドも笑顔を浮かべてケージへ向かう。サウスポー同士、ケイシーが右ローを放つ。右から左ボディストレートを伸ばすケイシーは、低い構えからパンチを伸ばす。ケイシーの右ジャブがアルヴィーの顔面を捉える。カウンターを狙いのアルヴィーは再びジャブを被弾。
蹴り足を掴み、首相撲を狙ったアルヴィーに対し、ケイシーは組んでケージに押し込み小外掛けを仕掛ける。ケージを背に倒れないアルヴィーがヒザ蹴りをボディに入れ、首相撲に取る。ケイシーは素早いダブルレッグ、一旦姿勢が乱れてアルヴィーはすぐに首相撲の取り返しヒザ蹴りをボディに連続で突き上げていく。さらに右のエルボーを連打して、ヒザ蹴り。嫌がって離れたケイシーを追いかけてパンチを入れたアルヴィーが初回を取ったか。
2R、オーソに構え、スイッチするケイシーが初回と同様に右ローとパンチのコンビネーション、右ジャブを伸ばす。アルヴィーは右ボディフックを返す。左右のフックで前に出たアルヴィー、迎え撃つようにややラフなパンチを返してきたケイシーに右ストレートに続き、左フックを決めてダウンを奪う。パウンドから打撃戦を求め、自ら離れたアルヴィーは立ち上がってきたケイシーに右ストレートを当てる。
ラッシュを掛けるという風でなく、じっくりと仕留めにかかったアルヴィーは右から左ストレート。ケージに下がったケイシーにペースを上げて連打、前に出てくると首相撲&ヒザ蹴りで攻め立てる。動きが明らかに落ちたケイシーは左、右を打たれ右フックで2度目のダウン。アルヴィーはここでラッシュを掛けてパンチを連打し、エルボーを落としていく。さらに右のパンチを思い切り連打すると、ケイシーが腹ばいになって頭を抱えたところでレフェリーストップ。
最初のダウンでラッシュを掛けず、ラウンド終了間際に叩き込みをかけ試合巧者ぶりを見せたアルヴィーは「作戦は相手より強いパンチを打ち続けること。(セコンドに就く)家内は僕よりMMAを分かっている。彼女が対戦相手を研究してくれて、僕はパンチを打ち込むだけ」と自らの快勝を振り返った。