【ACB80】体重オーバーのチュチュガエフが、4年振りの再戦で元ONE王者にリベンジ達成
<85.35キロ契約/5分3R/5分3R>
イブラヒム・チュチュガエフ(ロシア)
Def.5-0
イゴール・シヴィリ(カザフスタ)
左に回るシヴィリは、続いてケージ際を右に移動する。ジャブを伸ばすシヴィリにチュチュガエフが右を打ち込む。バランスを崩したシヴィリは態勢を整えるも左フックを被弾する。チュチュガエフは右ローを蹴り、左右のフックへ。シヴィリはジャブに続く攻撃が見られない。と、シングルに出たシヴィリがダブルに移行する。チュチュガエフはこれを切って、クリンチから離れ際に右を狙う。
前蹴り、右ローに続き、左アッパーを繰り出すチュチュガエフは、シヴィリの左フックに前に出てスピニングバックフィスト。これは空振りになったが、シヴィリの前進にワンツーを合わせ、勢いのある右フックを振りまわした。
2R、回転系のパンチ&蹴りを見せたチュチュガエフ。シヴィリは左肩を思い切り前に出すスタンスでジャブを繰り出すも、右フックを被弾しそうになる。パンチから組んだチュチュガエフが小内刈りでテイクダウンを奪う、トップからパウンドを落としていく。シヴィリのキムラ狙いを潰したチュチュガエフが右エルボーを落とす。ヒザ十字からヒールに切り替えたシヴィリだが、体を反転させて足を抜いたチュチュガエフがサイドを奪取する。起き上がってボディへの踏み付けからパスを狙ったチュチュガエフに対し、シヴィリが足を戻しクローズドガードでこの回を終えた。
最終回、チュチュガエフのローをキャッチしたシヴィリだがテイクダウンは奪えない。ここから粗い打撃戦となり、勢いがあるのはチュチュガエフの方だ。ジャブを互いに上しても、チュチュガエフが打ち勝つ。右を入れたがテイクダウンを狙い、切ったシヴィリが右をヒットさせる。
左フックを振るって前に出たチュチュガエフが、ケージに詰まったシヴィリに左右のフックを打ち込む。シヴィリがパンチを打ち返すと、ダブルレッグでテイクダウンを奪ったチュチュガエフがマウントを奪取する。ケージを蹴ってバランスを崩し、ガードに戻したシヴィリだが、立ち上がると同時にダブルレッグを決められてしまう。細かいパンチ、エルボーをチュチュガエフが落とすも、残り1分でブレイクが掛かる。
フックを振り、即ダブルレッグを決めたチュチュガエフがトップを取ったまま試合終了を迎え、5‐0の判定勝ち。体重超過のチュチュガエフが元ONEミドル級王者と4年振りの再戦でリベンジを果たした。