【Bellator160】ベンソン・ヘンダーソン、ローをチェックしフレイレが負傷。チャンドラーへの挑戦決定
<ライト級/5分3R>
ベンソン・ヘンダーソン(米国)
Def.2R2分26秒by TKO
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
一際大きな声援を受けてケージに入場したベン・ヘン、やはりその知名度&支持率は群を抜いている。サウスポーの構えからフェイントを交え、左ミドルハイを見せたベン・ヘン。そこにフレイレも右フックを合わせようとするが、両者ともクリーンヒットしない。ローを続けるフレイレは、右の蹴りに右ストレートを狙う。ケージを背にして左右に回るフレイレに対し、ベン・ヘンは右前蹴り。これをフレイレがキャッチして、すぐに手放す。
ワンツーからスリーで前に出たベン・ヘンだが、フレイレがバックステップでかわす。再び金網を背にしたフレイレは、ベン・ヘンのアタックを左に回って間合いを外す。ベン・ヘンは手を広げて攻めて来いとアピールしてから左ミドル。様子見の展開にファンはブーイングを送る。フレイレは右を当てたが浅く、ベン・ヘンが左ストレート。しかし、これも空振りとなりフレイレが右を逆に軽くヒットさせる。
残り15秒、ベン・ヘンの左ミドルをブロックしたフレイレがケージの前を移動し続け、初回が終了した。プレッシャーはベン・ヘン、打撃を届かせた数はごく僅かだがフレイレ。どちらが取った初回になっただろうか。
2R、右ミドルを当てて右に回るフレイレ。続いて左に回り始めると、ベン・ヘンが右ジャブ。しかし、フレイレはすぐに右を返して、これがベン・ヘンの顔面に届く。ベン・ヘンは左ハイをブロックされ、おっつけ左ローを蹴り込む。フレイレは前に出始めて右を見せるが、左をカウンター被弾してまたケージ際へ。ヒザ蹴りから距離を詰めてきたベン・ヘンをダブルレッグでマットにヒザをつけさせたフレイレがバックを窺う、
シングルに移行したフレイレに対し、ベン・ヘンはキムラロック。フレイレがレッグリフトし、両者が離れる。間合いを図り合うなか、フレイレが蹴りを途中で止めて下がる。と、ここで自ら試合続行不可能を告げる。何が起こったか、唐突のフィニッシュに場内が騒然とするなか、椅子に腰かけたフレイレをドクターがチェック。
そこにベン・ヘンが握手を求めに。とにかくTKO勝ちでベラトール初勝利を決めたベン・ヘンは「ローキックをチェックしたときに、異変が起こったことは分かった」と語る。
ここで11月19日に挑戦することが決まったBellator世界ライト級王者マイケル・チャンドラーがケージインし、「トップファイターと戦うのを本当に待ち望んでいた」と話し、健闘を誓い合った。