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【ADW】対戦相手ハトホフが500gオーバー、田村ヒビキ「自分自身の為に勝つ」

Hibiki Tamura vs Bayzet Khatkhokhu【写真】500グラムオーバー、ギリギリまで体重を落としていないのは明らかなハトホフに対し、田村は伸び伸びとした試合ができるか (C)HIBIKI TAMURA

11日(木・現地時間)、明日12日(金・同)にタイ・バンコクのアジアティーク・リバーフロントで開催されるROAD TOABUDHABI WARRIORS :THAILANDの計量が行われた。

日本から田村ヒビキ、ボブ・アームストロングの2選手が出場する同大会、ライト級トーナメント準決勝で田村と対戦する。バイザット・ハトホフが500グラムオーバーで、計量失敗。そのまま飲食を始め、田村は「舐めてますわ」と怒り心頭。

その田村ヒビキ、かつて修斗ライト級戦績で頂上を目指し駆け上がり、KOTCでも一本勝ちという時期から、あと一つを突き切れない低迷期に入ってしまっていた。この状態を歯がゆく思う関係者以上に、彼自身が葛藤を抱えてきた。

そんな日々を清算する決意で挑む今回の試合に対し、現地の田村から意気込みが届いた。吹っ切れた田村の言葉に耳を傾けてほしい。

田村ヒビキ
「6月のDEEPが終わってから、7月のブラジリアン柔術全日本選手権に向け、練習仲間のサポートで練習をすぐに再開していました。そのタイミングで今回の試合の話を貰い、コンディションも整えていたので出場を決めました。

最近の僕は小さくまとまっていて、魅力のない選手になっていたなと思います。技術ではなくて、気持ちの問題です。以前はもっと自由にやっていたし、『負けねぇよ』って感じでいたのが、試合を重ねるにつれ壁にぶつかり、その度に余計なモノをリングに持ち込んでいた気がします。

強くなりたいという純粋な気持ちと、自分は自分らしくという当たり前のことに向き合い、受け止めるのに時間がかかりました。ようやく、最近になって少し理解できるようのなりました(苦笑)。

もう年齢的にも、海外で試合する機会はあまり巡って来ないと思います。勝負できる時に勝負する。勝ちには拘りますが、気持ちは自由に戦いたいです。突き抜けるため、に良い意味で開き直っています。

ハトホフに関しては、パンクラスで戦った時の映像を見ただけなので、あの試合がそういう風だったからか今のMMAという印象は受けなかったです。オールドスタイル的なサブミッションを取りにくるファイターです。

応援してくれている方々や仲間の期待に応えられていないので、そろそろ勝って周りの期待に応えたいです。と、同時に格闘技は自分が好きでやってるし、自分自身の為に勝ちたいです」


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