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【KOTC】田村=一本勝ち完勝、マモル=逆転TKO勝ち

2010.08.06

Mamoru finish
【写真】自らの流血もひどく、試合をストップされる恐れがあるなかで、マモルはヒジを落とし続けた (C) MMAPLANET

5日(木・現地時間)、カリフォルニア州ハイランドのサンマニュエル・カジノで行なわれたKING OF THE CAGE「SNIPER」でマモル&田村ヒビキ、二人の日本人が見事な勝ち名乗りを挙げた。

まず、第7試合のライト級に出場した田村は、トニー・ハービーと対戦し、すぐに組みつくと外掛けでテイクダウンを奪う。ここは立ち上がられた田村だったが、「パンチも蹴りも左ばかり」(田村)のハービーの左ミドルにテイクダウンを合わせて、ハイガードを押しのけると、直後にマウントの態勢に入る。


Tamura【写真】五味隆典が苦戦し、朴光哲が仕留め切ることができなかったトニー・ハービーを、思った通りの展開で圧勝した田村。修斗のリングでの活躍も当然視野に入っている (C) MMAPLANET

頭を中に入れたハービーがケージを蹴っても、しっかりとバランスをキープした田村は、余裕のヒジ打ちから、思い切り左のパウンドを落としていく。嫌がって背中を向けたハービーの首を捉えた田村は、そのまま思い切り体重をかけつつ、腕を絞めあげる。パウンドを受けた時点で、気持ちが弱くなっていたハービーはすぐにタップし、田村が初の海外、金網で、五味隆典や朴光哲よりも短時間で完全勝利を挙げた。

一方的な展開で快勝した田村とは対照的に、メインに出場したマモルは初回に大きなピンチを迎えた。「最初は体が動かなかった」というマモルは、体重をリミットまで落とさなかったものの、大きな歓声を背に気合い満々のグレッグ・グスマンのジャブを連続で受けてしまう。

パンチを振るいながら前に出たマモルだったが、ここでグスマンのシングルレッグをカウンターで受け、足を高く振りあげられる。マモルは左足を捉えられたまま、スネで腰を押すことなく、背中を見せて足を引き抜こうとしたため、グスマンにバックを許すことに。

立った状態で足をフックし、チョークを2度、3度と仕掛けるグスマン。マモルが何度かタイトに絞められそうになりながらも、スタンドをキープし続けると、根気比べで敗れたグスマンが足を落とし、向き合って再びテイクダウンを仕掛ける。

チョーク狙いから逃れたマモルは、本来の動きが戻り、グスマンのシングルにはジャンピングニーやエルボーを合わせるなど、近距離での打撃戦に活路を求める。

嫌がって距離を取ろうとしたグスマン対し、マモルはテイクダウンを狙う。これはギロチンで切り返されたが、難なく首を引き抜くと、首相撲からヒザを見せかけエルボー。再び距離を取ったグスマンに左ミドルを見舞うなど、幾分ペースを戻して初回を終了した。

2Rに入ると、マモルの打撃に押され始めたグスマンは、やみくもに突っ込んでテイクダウンを狙うが、マモルはしっかりとこれを切り、左ミドルを抱えて逆にテイクダウンを奪う。

Mamoru【写真】2Rになるとマモルは離れた距離からの打撃でも、グレッグ・グスマンを圧倒し始めた (C) MMAPLANET

インサイドから左のエルボーを連打で落とすマモルは、試合3週間前にカットしていた左目の上からいつのまにか大量の流血が見られたが、構わずヒジ攻撃を続ける。クローズドガードが割れて、足を効かせることができないグスマンの顔面に、マモルは徹底的にヒジを落とした。

左でワキを差し、右でエルボーをマモルが連打すると、レフェリーが間に割って入り、試合をストップ。自らも試合の直後に、大きく開いた左瞼を縫う状態だったマモルだが、序盤の劣勢を跳ね返し、見事な逆転TKO勝ちを手にした。

KOTCサイドは、マモルのパフォーマンスを大いに気に入っており、幻に終わった世界ジュニアフライ級の初防衛戦に向け、早々のオファーを受けそうだった。また、田村も師タクミが、かつてその腰に巻いていたKOTC世界ライト級王座挑戦を含め、同プロモーションに早々の再出場となりそうだ。

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