【Shooto】×飛鳥、×修斗世界フライ級王座、2度の正直目指す澤田龍人 「新しい修斗のスタート」
【写真】1年前、内藤のび太に敗れた澤田だが、それでもまだ20歳8カ月の若い選手。無限の可能性を持つ(C)MMAPLANET
明日17日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦。そのメインで飛鳥拳と修斗世界フライ級(52.2キロ)王座決定戦で戦う澤田龍人のインタビューが、昨日の飛鳥拳に続きサステインより届いた。
昨年の7月26日に内藤のび太に敗れ同王座奪取に失敗している澤田だが、1995年11月生まれのまだ20歳。明日、澤田がチャンピオンベルトを巻くと1990年9月に修斗ライト級王者となった田中健一の21歳2カ月を更新し、最年少で修斗の頂点に立つこととなる。一度は敗れている飛鳥との再戦で、ベルトを賭けて戦う澤田の意気込みは?
――世界王座決定戦が近づいてきました。今のコンディションや仕上がりはいかがでしょうか。
「すごく順調に仕上がっていて、今までで一番いい状態だと思います」
――改めて今回のオファーを受けた時の心境を聞かせてください。
「こんなに早くチャンスが巡ってくると思っていなかったので驚きました。しかも対戦相手が一度敗れている飛鳥選手だったので、過去の負けや昨年タイトルを獲れなかったこと、すべて取り返してやろうという気持ちです」
――昨年7月に世界戦を経験して(内藤のび太に一本負け)、新たに取り組んだ練習や意識していることはありますか。
「あの時はベルトが欲しい気持ちが表に出過ぎて、焦って倒しに行ったことが敗因だったと思います。2月の試合(小堀貴広にTKO勝ち)からは冷静に戦うようにして、自分のやりたいことをやって勝つことを意識するようになりました」
――世界王座を争う飛鳥選手とは2014年9月に対戦して、判定で敗れています。いずれ再戦するかもしれないという気持ちはありましたか。
「はい。再戦するとすればタイトルマッチだと思っていたので、自分としては一番いい形で再戦が決まったと思います」
――実際に肌を合わせたことを踏まえて、飛鳥選手にはどんな印象を持っていますか。
「自分でも試合をして感じたのは試合展開の上手さですね。自分の良いところは出すけど、相手の良いところは出させない。終わってみれば飛鳥選手が試合をコントロールしていたという勝ち方をする選手だと思います。前回の対戦の時も僕はタックルで倒しにいくだけになってしまったんで、今回はあの時とは違う自分を見せて勝つつもりです」
――また前回は5分2Rでリング、今回は5分5Rのケージでの試合となります。
「僕もフルラウンド戦ったわけではないですが、5分5Rは本当に厳しい戦いになると思います。5Rは長丁場で、練習の取り組み方も変わりますし、5分5R戦い抜く力も身につけないといけません。今回はそこも意識して練習してきました」
――今回は2度目のタイトルマッチだと思いますが、修斗のベルトにはどんな想い入れがありますか。
「去年ベルトを獲れなくて、本当に悔しい想いをしました。僕が修斗のチャンピオンになることで、自分以外の選手や他団体の選手たちにも刺激を与えたいです」
――今大会は後楽園にケージが導入されるなど、修斗の新しい歴史がスタートする大会です。チャンピオンになって、これからの時代を引っ張っていきたいという気持ちはありますか。
「今回から修斗も色んなことが変わって、それは僕にとってモチベーションになっています。その記念すべき大会でフィニッシュして勝って、僕が新しい修斗のスタートを切りたいと思います」
■ 対戦カード
<修斗世界フライ級(52.2キロ)王座決定戦/5分5R>
飛鳥拳(日本)
澤田龍人(日本)
<フェザー級(61.2キロ)/5分3R>
石橋佳大(日本)
安藤達也(日本)
<フェザー級(61.2キロ)/5分3R>
土屋大喜(日本)
租根寿麻(日本)
<53キロ契約/5分3R>
猿田洋祐(日本)
ルイス・ゴンザレス(英国)
<ウェルター級(70.3キロ)/5分3R>
AB(日本)
児山佳宏(日本)
<インフィニティリーグ2016・バンタム級(56.7キロ)/5分2R>
征矢貴(日本)
梶川卓(日本)
<インフィニティリーグ2016・バンタム級(56.7キロ)/5分2R>
北原史寛(日本)
藤田ケオン寿大(日本)
<女子ミニマム級(47.6キロ)/5分2R>
浅倉カンナ(日本)
檜山美樹子(日本)
<2016年度新人王決定T2回戦・バンタム級(56.7キロ)/5分2R>
芳原零(日本)
鎌田悠介(日本)
<2016年度新人王決定T2回戦・ライト級(56.7キロ)/5分2R>
飯田建夫(日本)
SA$KE(日本)
<2016年度新人王決定T1回戦・ウェルター級(70.3キロ)/5分2R>
田口泰地(日本)
間宮晃仁(日本)