【RFC32】腕十字2回×打撃の有効打。ジャッジは腕十字のイ・イェジを支持し、華DATEは敗れる
<女子46.5キロ契約 5分2R>
イ・イェジ(韓国)
Def.2-0
華DATE(日本)
ロードでは本来、使用が禁止されていたと思われるロングスパッツ着用の華DATE。グローブタッチをしなかった華DATEは、まったくステップを踏まない。その華DATEに遠く離れた位置でサークリングを見せるイ。両者に注意が与えられる。前にゆっくり出る華DATE、イはハイキックを見せるが遠い。華DATEは拳を握る様に注意を与えられるも、リズムは変えない。右ハイから組みに来たイにヒザを入れた華DATEだが、投げを狙ってバックを取られる。ハーフガードの華DATEからマウンドを奪取したイが腕十字へ。
体を並行にして防ごうとした華DATEが、体を起こしていく。華DATEはイを跨ぎに。逆の腕を入れた華DATE、一旦腕を伸ばされそうになったが、ここで腕を引き抜く。イはすかさず立ち上がり、初回は残り1分に。高くガードをあげて前に出る華DATE。両者にブルーカード(本来は3度目の注意の時に出されるもの)が提示された。再開後、腰を落とした変則的な構えで前に出る華DATEに対し、イは右ハイを放って回る。華DATEが飛び蹴りを見せたところで初回が終わった。
2R、サイドキックを2発見せた華DATE。続いてゆっくりした動きから飛び蹴り、そしてサイドキックを放つ。イも右サイドキックを繰り出すと、構えを変えた華DATEが前蹴り。イがワンツーを伸ばして離れる。華DATEは右ミドルから前蹴り、イが組んでテイクダウンを狙うが、華DATEが逆にケージに押し込む。イの投げを潰してスタンドをキープした華DATEは細かいヒザを突き上げる。
ここでイが華DATEをケージに押し込むと、ブレイクが掛かる。ワンツーから右ハイを入れた華DATE。続いて左ストレートもヒットさせる。蹴り足を掴んだ華DATEは、イの投げを潰す。起き上がりながらケージに華DATEを押し込んだイだがヒザを受ける。距離を取った両者、華DATEはスピニングバックキック。イはテイクダウン狙いから引き込んで腕十字を仕掛ける。華DATEが立ち上がって腕を引き抜いたところでタイムアップとなった。
両者は消極的だった初回はイが腕十字のトライ、2Rは打撃で華DATE。イの攻勢点は両ラウンドとも腕十字だが、キャッチが入って1P。当たった打撃と同じ配分だが……。結果、ジャッジ2人がイの勝利とスコアしたが、これは今年から採用された加点制が反映されているとは思えない裁定だった。