【Flash】青木、反則膝蹴りで不本意なフェザー級初戦に
【写真】長い中断のあと、攻勢には出ても一本を極めるには至らなかった青木のフェザー級初陣だった (C)MMAPLANET
18日(金・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムでOFC11 「Total Domination」が開催され、青木真也が初めてフェザー級戦に挑んだ。青木は開始直後にコディ・スティーブンスのヒザ蹴りを受け、試合が中断されるアクシデントが起こり、再開後もテイクダウン以降の展開をなかなか作れないままタイムアップとなり、判定勝ちを収めている。
階級を落したせいか、急所蹴りが原因か、恐らくはどちらも要因となり、より手堅いファイトを選択したのか――予想外の巧さをスティーブンスが見せたとしても、ライト級時代の青木の動きには達していなかった。
メインのOFC世界バンタム級統一戦は正規王者キム・スーチョルが、大健闘を見せたが、暫定王者ビビアーノ・フェルナンデスが、テイクダウンでケージジェネラルシップを握り、判定勝ちで王座統一を果たした。また、青木とともに日本から参戦し、ミドル級に階級を落した水野達也は、バッティングで左目尻をカットしかなりの出血に追い込まれが、ボディへのヒザ蹴りを効かせ、ハファエル・シウバのスタミナ切れに誘導する。バック取られても、キムラアームロックを使いスクランブル戦も優位に立ちトップを奪取、パウンドやエルボーで勝利を決定づけた。
【写真】気持ちも打撃も強かったグラップラーのハファエル・シウバに、しっかりと水野は勝利を掴んだ(C)MMAPLANET
プレリミにも東南アジア枠的なファイターを登用も始まったため、全体的にはケージ内の質の低下は見られるが、観客にとっては感情移入しやすいファイトが増えたOFC。今後は11月のマレーシア、12月のフィリピン大会と3カ月連続のイベント開催となる。
※当大会の詳細は近日中に掲載予定です。
■OFC11「Total Domination」試合結果
<バンタム級/5分5R>
[暫定王者]ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
Def.3-0
[正規王者]キム・スーチョル(韓国)
<フェザー級/5分3R>
青木真也(日本)
Def.3-0
コディ・スティーブンス(米国)
<ライト級/5分3R>
エディ・アング(香港)
Def.1R1分46秒by 腕十字
ピーター・デイビス(マレーシア)
<ミドル級/5分3R>
水野竜也(日本)
Def.3-0
ハファエル・シウバ(ポルトガル)
<ライトヘビー級/5分3R>
シルヴェイン・ポター(フランス)
Def.2R0分42秒by KO
ジェイク・バトラー(米国)
<フェザー級/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
Def.1R1分52秒by KO
ミッチ・チルソン(米国)
<フライ級/5分3R>
キム・ディマ(カンボジア)
Def.2R3分40秒by TKO
レネ・カタラン(フィリピン)
<女子ストロー級/5分3R>
シェリリン・リン(シンガポール)
Def.2-1
アン・オスマン(マレーシア)
<72キロ契約/5分3R>
ジュアン・ウェンジェ(シンガポール)
Def.2R0分18秒by TKO
アレックス・リン・(マレーシア)
<バンタム級/5分3R>
スティーブン・ランダン(シンガポール)
Def.1R1分49秒by TKO
マーク・マルセリヌス(マレーシア)