【WJJC2016】それぞれが感じた世界との距離――芝本幸司&加古拓渡は準々決勝敗退
【写真】最後までこの右足を抜くことをカイオは許してくれなかった(C)MMAPLANET
2日(木・現地時間)からカリフォルニア州ロングビーチのカリフォルニア大ロングビーチ校内ピラミッドで行われていた柔術世界選手権が、5 日(日・同)に終幕した。日本勢からベスト8に残っていたルースター級の芝本幸司とライトフェザー級の加古拓渡は、ともに準々決勝でこのスポーツを代表する強豪に敗れた。
今年のヨーロピアンの決勝に続き、カイオ・テハとの対戦となった芝本。まずダブルガードからテハが2P奪取し、芝本もトップを取り返す。残り5分を切った時点でポイントは2-2ながらアドバン5つの劣勢となった芝本のパス狙いをテハがしのぐ展開が続く。残り1分、芝本はポイント2-4&アドバン0-6と追い込まれた状態で逆転をかけてパスを仕掛ける。しかし、最後まで右足を抜くことができず5年連続で表彰台に届かなかった。
また初めて準々決勝に進出を果たした加古は、パウロ・ミヤオに付け入る隙を与えてもらえず終始圧倒された。
24Pを失った加古だが最後まで絞めは防ぎ切り意地を見せた。それぞれが世界との距離を再び感じた2日間――その頂きを争う戦いの模様は後日、詳細をお届けします。