【Bellator159】バンタム級ガチガチの実力者コールドウェルが、グアム出身タイマングロと対戦
【写真】ウォーレンを極めるのもそうが、後方に投げ捨てることができるファイターはそうはいまい(C)MMAPLANET
1日(水・現地時間)、Bellatorより7月22日(金・同)にカンザス州マルヴェニのカンザススタ―・アリーナでBellator159を開催し、メインでダリオン・コールドウェル×ジョー・タイマングロのバンタム級戦、セミでデイブ・リッケルズ×メルヴィン・ギラードのライト級戦を組むことが発表された。
3月のBellator151では2階級を制したジョー・ウォーレンをバックスープレックで頭から落とし、そのまま絶妙のボディコントロールで背中を伸ばしてRNCを極めたコールドウェル。その後、ベラトールと7試合の長期契約を結ぶなどバンタム級のバリバリの世界王者候補だ。
コールドウェルの戦績は2012年のMMAデビュー以来9勝0敗。元グレコ世界王者のウォーレンをレスリングで圧倒したように、彼もまたベースはレスリングでノースカロライナ大時代にオールアメリカンを2度獲得しているD-1レスラーだ。ローシングルやアンクルピックなどフリー流のテイクダウンだけでなく、豪快なバックスープレックスを披露し、カレッジ流のライディングも超一流のコールドウェルに対し、グアム出身のタイマングロは22勝6敗1分のレコードの持ち主で、過去15試合は13勝2敗と好調をキープしている。
鋭い振りのパンチ、そして出入りの激しさと、ローキック。要所を締めるファイト&攻めの姿勢でしっかりとポイントを獲得するタイマングロだが、コールドウェル戦では本当の意味でインファイトが必要になってくるだろう。
またカンザス在住のご当地ファイター=リッケルズは、未だにビッグネーム感のあるギラードと対戦する。長期契約を果たしたコールドウェルとは対照的に世界王者ウィル・ブルックスがベラトールを離れ王座を返上したライト級戦線は、24日(金・同)のBellator157でマイケル・チャンドラーとパトリッキー・フレイレという生え抜きファイターの間で新王者が決定する。リッケルズとしては元UFC&WSOFベテランのギラードを地元でしっかりと倒し、2度目の王座挑戦に近づきたい試合となる。
Bellator157=Dynamite第2回大会では、Bellator Kickboxingで加藤久輝が昨年MMAで勝利したジョー・シーリングとキックで再戦。7月16日(土・同)の英国大会でポール・デイリー×ジョシュ・コスチェックを組むなど、多種多様な角度からMMA、そしてコンバットスポーツをコーディネイトするベラトール。レジェンド路線、イロモノ路線もあるなかで、コールドウェルはガチガチのアスリート路線の軸となるファイター。17日(金・同)にマルコ・ロウロ×ドゥドゥ・ダンタスという同門世界戦が行われるバンタム級戦線の今後を占ううえでも、コールドウェル×タイマングロ戦は要注目だ。