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【UFN88】サラ・マクマンがしっかりとテイクダウンを決めてアイに勝利、1年9カ月振りの白星

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国/6位)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジェシカ・アイ(米国/7位)

思い切りワンツーを放つマクマン。アイは頭を振ってステップを踏む。マクマンはパンチを見せて組み付くと、ケージにアイを押し込んで大内刈りへ。ケージを背にして倒れなかったアイに対し、ならばとヒザを突き上げていく。ヒザを続けるマクマンは、左ヒザで顔面を狙い、これをアイが抱えて投げようとするが崩し切れない。直後にブレイクが掛かり試合はオクタゴン中央で再開となった。クリンチから右ヒザをボディに入れたマクマン、離れてのスタンド戦は両者、慎重に間合いを図る展開が続く。このまま大きな動きがなく初回が終了した。

2R、アイのローでバランスを崩したマクマン。すぐに立ち上がるが、パンチは常に遠い。そしてパンチから組むことを読まれており、距離を詰めることはできない。アイも組まれないように戦うので、打撃の距離は遠く手数も少ない。マクマンはいきなりのシングルレッグをスプロールされスタンドへ戻る。直後に思い切り踏み込んだマクマンが右フックを打ってダブルレッグに成功する。アイがハイガードから腰を切ると、マクマンが鉄槌を連打する。続く十字も読んでいたマクマンは苦も無く右手を抜いて、パスに成功する。後転したアイからバックを取ったマクマンが左のパンチを打ち、アイの足関節狙いにもパウンドを入れたマクマンがラウンドを取った。



最終回、左ミドルを蹴り込んだアイは、一定の距離を取ったまま戦う。マクマンは左ハイを放ったアイの軸足にシングルレッグを仕掛けテイクダウン、そのままサイドに回る。アイが足を取りに来るとバックに回ったマクマンは、アイの前転を潰しバックコントロールを続ける。左のパンチを連打したマクマン、腕を抱えるだけで立ち上がることができないアイの前転に合わせてサイドを取る。

背中を預けるアイはパンチを続けられ、抑え込まれた状態から逃れることができない。マクマンは上四方からノースサウスチョーク。ここは乗り過ぎて極めきれなかったが、トップをキープし続け勝利を決定的とした。満面の笑顔を浮かべたマクマンがフルマークの判定勝ちを収め、1年9カ月振りの勝利を手にした。

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