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【Bellator155】初回の急所蹴り&減点響き、サカイがチャールズとマジョリティドロー

<ヘビー級/5分3R>
ダン・チャールズ(米国)
Draw.1-0:30-26.28-28.28-28
アウグスト・サカイ(ブラジル)

左ジャブを見せながら前に出るチャールズが右ストレート、サカイは首相撲からヒザを入れ、離れたチャールズに重い右ローを蹴り込む。チャールズも右ローを返すが、左インサイドローを蹴られる。サカイは間合いを測りながら、右ローを放っていく。と、サカイの左ローが急所に入ったチャールズがマットに崩れ落ちて、うめき声をあげる。

再開後、果敢に右ハイを放っていくチャールズだが、左ローを蹴った際にその軌道の下を通ったサカイの右ローがまたも急所を直撃してしまう。と、これでサカイに減点1が与えられる。2度目のリスタート後、サカイは急所を恐れずローを続ける。右ハイを2発かわしたチャールズも蹴り中心のファイトを続け、このまま初回が終了した。

1Rが9-9になるのか、10-8になるのか。とにかくサカイは攻めるしかない2R、チャールズが前蹴りとローを多用して足を使う。そのステップに右ローを蹴り込んだサカイは右フックを伸ばす。チャールズも右ミドルを放ち、続くローがサカイの急所近くへ。試合は続行され、間合いの測り合いが続く。サカイはローを当てるが、上への攻撃がなく、チャールズもジャブ以上は見られない。終盤に回る機会が多くなったサカイにチャールズが左フック。このまま2Rが終わった。


最終回開始直後にチャールズが突進して、差し上げテイクダウン。サカイはヒール狙いから立ち上がるも、先手を取られた形だ。意外にも試合巧者のチャールズはローを蹴られると、前蹴りでサカイを突き放しにかかる。さらに構えを小刻みに変えるチャールズだが、サカイは右ミドルから右フックを放つ。チャールズのテイクダウン狙いを切り、右ローを入れたサカイ。ローでバランスを崩すようになったチャールズだが、残りは70秒しか残っていない。

この回は下がり続けるチャールズだが、初回が9-9でもこのままではドローにしか持ち込めないサカイが右ローを続ける。このままタイムアップとなり、チャールズに一票が入った1-0のマジョリティドローとなった。

<女子フェザー級/5分3R>
アレクシス・デュフレーン(米国)
Def.1R4分43秒by 腕ひしぎ腕固め
マルース・クーネン(オランダ)

クーネンの右ストレートに組み付いたデュフレーンがボディロックからテイクダウン。腕十字をかわして立ち上がるも再びガードの中に収まる。クーネンはネッククランクからスイープを狙うが、これはならない。足を一本抜きいったデュフレーン、クーネンは足を戻す。デュフレーンは腰をコントロールしてスイープ狙いを潰しトップキープを続ける。右腕でワキをさしてスイープに成功したクーネン。デュフレーンは手首を掴んでパンチを貰わないようにすると、リバース三角絞めへ。残り1分、足を組み替えタイトに絞め右腕を伸ばすとクーネンがタップ。

茫然とするクーネンの横にデュフレーンはうれし涙に暮れる。ジュリア・バットの欠場でフェザー級タイトル戦がなくなり、代役とのノンタイトル戦に臨んだ女子MMA界のパイオニアはキャリア2度目のタップアウト負けを喫し、ケージを後にした。

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