【PXC40】10/25グアムは田中×アグオン、VV&タクミも出場
【写真】地元グアムのカイル・アグオンの挑戦を受ける田中路教。会場内の雰囲気はアグオンへの応援一色、凄まじいことになりそうだ (C)MMAPLANET
先週末21日(土・現地時間)、PXCより10月25日(金・同)にグアムのUOGフィールドハウスで開催されるPXC40でタクミの同プロモーション出場2戦目が行われることが発表された。9月に入り、単発で発表された同大会に出場する日本人選手について情報をまとめてみたい。
5月のPXC37でジョー・ペシーナを相手にPXC初陣を飾っているタクミは、フェザー級王座挑戦を目指しシェーン・ネルソンと9月のマニラ大会に出場予定だったが負傷で延期。今大会で改めてネルソンと対戦が決まっていたが、今度はネルソンが負傷&11月のPXC41にスライド。ただし、タクミは10月のグアム大会出場に拘り、ウィル・チョープと戦うこととなった。
【写真】ジョー・ペシーナは正直、手応えの無かった相手。ここからタクミへのRoad to Jang Yong Kimが始まる(C)MMAPLANET
チョープはタイのプーケット・トップチーム所属のフィリピ人ファイターで、台湾のプロ・ファイティングやマレーシアのマレーシアFC、フィリピンのURCCなど18勝5敗という戦績を重ねている。公称193センチというフェザー級離れした長身の持ち主だ。タクミとしては長身からのヒザを貰わないうちにテイクダウンを奪いたいところ。ネルソンとキム・ジェンヨンの持つPXCフェザー級王座挑戦権獲得レースに競り勝つにはインパクトの残る勝利が必要となってくる。
タクミのPXC初戦となった5月マニラ大会でPXCフェザー級王座を獲得した田中路教は、同大会で地元のカイル・アグオンの挑戦を受ける。8月にラッセル・ドーンとの目まぐるしいスクランブル合戦を制しているアグオンもまた、バンタム級とは思えないリーチの長さを誇るファイターだ。PXCを経験の場と割り切る田中陣営としては、これまで戦った経験のないタイプでもあり、将来を見据えると現時点で戦うのに恰好かつ怖い相手といえる。
また、まだ正式発表はないが加藤忠治も参戦という話がプロモーション・サイドからは漏れ伝わってくる同大会、正式に出場が発表されたのがVV Meiだ。パトリシア・ヴィドニックと対戦するVV Meiは今はなき国内金網女子MMAプロモーション=ヴァルキリーのフェザー級王者で、日本人選手として初めて辻結花に土をつけた選手だ。ケージは昨年12月のVTJ01・藤井恵戦以来となるVV Mei、幼少期と大学時代2度に渡る米国生活で英語は何不自由なく操る彼女にとって、グアム&ケージ=PXCが今後の主戦場になっていく可能性も低くない。
■PXC40主な発表カード
<PXCフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]田中路教(日本)
[挑戦者]カイル・アグオン(グアム)
<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ(北マリアナ諸島)
リノ・レミジオ(ハワイ/米国)
<フェザー級/5分3R>
タクミ(日本)
ウィル・チョープ(フィリピン)
<女子フェザー級/5分3R>
VV Mei(日本)
パトリシア・ヴィドニック(米国)