【UFC FOX19】約2年振りの実戦、強さ変らず。ヌルマゴメドフがホーチャー破り23連勝達成
<160ポンド契約/5分3R>
カビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア/2位)
Def.2R3分38秒by TKO
ダレル・ホーチャー(米国)
トニー・ファーガソンの代役ホーチャーとキャッチウェイト戦で戦うこととなったヌルマゴメドフは慎重な立ち上がりを見せる。サウスポーのオーチャーが左ストレートを見せるが、これは届かない。ヌルマゴメドフはテイクダウンを狙うが、ホーチャーが阻止。直後にホージャーが左を2発伸ばす。と、ヌルマゴメドフはダブルレッグから大きく持ち上げてテイクダウンを奪うとハーフから鉄槌を入れ、パスを狙う。サイドを取ったヌルマゴメドフが左のエルボーを連打。潜るのを諦めたホーチャーがガードを取るも、ヌルマゴメドフはパス狙いからバックを奪取。上を向いたホーチャーからマウント、パンチを落としてバックマウント状態となったヌルマゴメドフが重いパウンドを落としラウンドを取った。
2R、ヌルマゴメドフはスタンドでもアグレッシブとなり右ストレート、シングルレッグからドライブしてボディロック、腰に乗せて投げを決めるとそのままサイドで抑え込む。ニーインベリーで左のパンチを入れるヌルマゴメドフ。懸命に足をきかせるコーチャーだが、パンチを受けてクルスフィックスに捉えられる。左のエルボーを連打する、顔を守れないコーチャーはパンチを受け続ける。何とか腕を抜いたコーチャーだが、ヌルマゴメドフのパウンドは勢いづき、背中を見せたところで四の字ロックで背中を伸ばされる。そのあまパンチを受け、頭を抱えるコーチャーを見て、ついにレフェリーが試合を止めた。
約2年振りのファイトで圧倒的な勝利を挙げ、キャリア23連勝としたヌルマゴメドフは「2年間、刑務所にいるような感じだった。もう自由になった。とてもハッピーだ。2年前、ハファエル・ドスアンジョスにはここで3-0で勝っている。9月でも10月でも、11月のNYでもどこでもやってやる」とコメントを語った。