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【Bellator152】初のイタリア大会のメイン。パトリッキーの相手が菊野をKOしたケビン・ソウザに変更

Patricky【写真】1月のライアン・クートゥアー戦では戦慄のKO勝利を収めるなど、復調のパトリッキー。新参者ソウザに対し、どのような戦いを見せることができるか(C)BELLATOR

16日(土・現地時間)にBellatorにとって初めてのイタリア大会=Bellator 152がトリノのパラ・アルピツアーで開催される。現地のキックプロモーション=OKTGONとの共同開催でBellator Kickboxingの船出ともなる同大会、MMAのメインは当初パトリッキー・フレイレとデレック・カンポスの対戦が予定されていたが、カンポスに代わりUFCより転じて来てケビン・ソウザの登場と相なった。

カンポスの負傷欠場により、ベラトールが採った手段はフリー・エージェントとなっているソウザと契約することだった。ソウザは昨年3月に菊野克紀をKOしたことで、日本のファンにも名が知れ渡るブラジルの強豪選手だ。通算戦績は15勝4敗のジャングルファイトのフェザー級王者からUFCと契約。UFCでは上に挙げた菊野戦を含め3連勝中に、もう1試合の契約を残した時点での契約交渉を断り、4連勝で契約金のジャンプアップを狙った。しかし、好事魔多しチャス・スケリーに一本前を喫し──ブラジル大会の開催数減少に伴うリストラの対象となってしまった。

今回はショートノーティスということもあり、ライト級でのベラトール初陣となるソウザに対し、ある意味ベラトール生え抜きといっても過言でない同胞のパトリッキー、実にこの一戦が同イベントで15戦目(全キャリアは15勝7敗)を迎えるだけに、職場を守るためにも意地でも負けられない一戦となる。

同じラテン系の国とはいえ、ソウザにとってこの試合は初めて南米以外での戦い。ライト級契約とショートノーティス、そして時差とパトリッキーと対峙するためでソウザが乗り越えないといけない壁も多い。そんなKO必至のマッチアップだ。

■ Bellator152対戦カード

<ライト級/5分3R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
ケビン・ソウザ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレッシオ・サカラ(イタリア)
ブライアン・ロジャース(米国)

<フェザー級/5分3R>
AJ・マッキー(米国)
ダニル・ベルアルド(イタリア)

<女子フライ級/5分3R>
アナスタシア・ヤンコヴァ(ロシア)
アンジェラ・ピンク(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ミチェリ(イタリア)
ダニエル・スカティッチ(イタリア)

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