【UFN27】ケニー・フロリアンが、日沖×エルキンスを予想
【写真】日沖とは太平洋を越えた精神的師弟関係にあるといっても過言でないケニー・フロリアンは、日沖の課題をスバリと指摘した (C)MMAPLANET
28日(水・現地時間)にインディアナ州インディアナポリスのバンカーズライフ・フィールドハウスに開催されるUFC Fight Night27「Kampmann vs Condit」。メインではイベント名にある通り、4年4カ月ぶりの再戦となるマーティン・カンプマン×カーロス・コンディット戦が組まれている同大会には、日本から水垣偉弥と日沖発の2人が出場する。エリック・ペレス、ダレン・エルキンスと戦う彼らの試合展開を、UFC Tonightアナリストのケニー・フロリアンに尋ねた。まずは、ダレン・レルキンス×日沖発戦から。
――ケニー、ダレン・エルキンス×日沖発戦、どのような試合になると予想していますか。
「ハツはチャンピオンになれるポテンシャルを持っている。そのためにも彼はデンジャラスなファイターであることは示しているが、同時にジャッジの支持を得る試合ができるかが鍵を握ってくる。彼はスマートな選手だし、すぐにフェザー級トップ戦線に戻ってくるだろう。ダレン・エルキンスは、誰にとっても楽な相手じゃない。でも、ハツは十分に勝つことができる」
――エルキンスはどこに長所があって、どこが弱点なのか分かりにくいファイターです。
「レスリングゲームに持ち込んで、気が付けば勝っている。ラウンドを取っているという印象を与えるファイトをしているんだ。大きな動きをするんじゃなくて、素早いペースでレスリングを仕掛け、そのまま動き続ける。自分のペースを守り、自分の得意なレスリングで勝負を掛けて来るから、彼の間合いを外し、フラストレーションが与えることが重要になってくるだろう。
ハツはエルキンスの距離の外側に立って戦い、同時にグラウンドに持ち込んで優位性を見せなければならない。何よりも寝技になると、ジッとしていないでポジションを変えていく必要がある。ずっとエルキンスに一つのポジション、トップを取らせているとハツは負けてしまう。スクランブルの攻防のなかで、一瞬にして関節を極めにいき、スッと立ち上がること。そうすることで、エルキンスは思い通りの戦いができなくなる。前回の試合はチャド・メンデスに負けてしまったけど、エルキンスはタフ・ファイターだ。いつも自分のやるべきファイトをやってきた。
今回はエルキンスの地元での試合だから、ジャッジはファンの歓声に影響される可能性がある。この事実は、ハツにとってディスアドバンテージとなることは間違いない。ケージのなかにレフェリーは一人、MMAグローブをつけてたった一人の対戦相と戦うんだ。ジャッジや観客の反応はハツがコントロールできるモノじゃない。自分でコントロールできる部分、つまり動きで勝負し勝利を狙って欲しい。エルキンスに彼の動きをさせないよう動き続けると、試合はハツのモノとなる。」
<ケニー・フロリアンの水垣×ペレス戦予想はコチラ>
■UFC Fignt Night 27 「Condit vs Kampmann 2」対戦カード
<ウェルター級/5分5R>
カーロス・コンディット(米国/2位)
マーティン・カンプマン(デンマーク/6位)
<ライト級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国/6位)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル/10位)
<ウェルター級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム(米国)
ブライアン・メランソン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
コート・マクギー(米国)
ロバート・ワイッタカー(豪州)
<バンタム級/5分3R>
水垣偉弥(日本)
エリック・ペレス(メキシコ)
<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス(米国)
ロバート・マクダニエル(米国)
<ミドル級/5分3R>
ディラン・アンドリュース(ニュージーランド)
パピー・アベディ(スウェーデン)
<ウェルター級/5分3R>
ジャスティン・エドワーズ(米国)
ブランドン・ザッチ(米国)
<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
日沖発(日本)
<ウェルター級/5分3R>
ジェイムズ・ヘッド(米国)
ジェイソン・ハイ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ザク・カミングス(米国)
ベン・アロウェイ(豪州)
<ライト級/5分3R>
ロジャー・ボウリング(米国)
エイブル・トゥルージロ(米国)