【UFC196】前蹴りキャッチして、右ストレート一閃。テレブがシウバをKO
<ウェルター級/5分3R>
ノーディン・テレブ(カナダ)
Def.2R1分34秒by KO
エリック・シウバ(ブラジル)
カリフォルニアに移り、キングスMMA所属となったシウバに対し、右ローから左ミドルを放ったテレブ。じっと距離を伺うシウバは後ろ回し蹴りを見せる。スイッチし、すぐにオーソに戻したシウバが重い右ローを蹴り込む。ステップを踏む中で、左つま先をマットに引っ掛けるような動きを見せたテレブだが、すぐに調子を取り戻す。その左足で蹴りを見せたテレブは、シウバのミドルをキャッチして軸足を払っていく。
起き上がったシウバはタッチグローブを申し出て、直後にパンチを見舞うというダーティーな戦い方を見せる。二段蹴りから右オーバーハンドを思い切り空振りしたシウバが、テレブの左ミドルに右を合わせていく。残り10秒、シウバのテイクダウン狙いをテレビは落ち着いて切った。
2R、スイッチを織り交ぜてプレッシャーを掛けるテレブはシウバの右ローに右ストレートを合わせようとする。続いてサウスポーの構えで前に出てきたシウバに右ローから右を打ち込む。そしてシウバの右前蹴りを左手でキャッチして、右ストレート一閃。頭が揺れたシウバが後方に仰向けに沈むと、追い打ちのパウンドを入れたテレブが勝利した。
「何千回って繰り返してきた。驚くべき結果じゃない。34歳になったし、トップ10に入る大きな勝利だ」と勝利のコメントをフランス語訛りの英語でテレブは語った。