【UFC FOX26】スタンド、テイクダウン、寝技でシウバを攻め続けたメインが文句なしの判定勝ち
<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・メイン(カナダ)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
エリック・シウバ(ブラジル)
飛び込むように左ジャブから右ローを蹴ったメイン。シウバは左フックにダブルレッグを合わせ、ケージ際でクリンチへ。メインは払い腰で投げ、スタンドに戻るとエルボーを狙う。シウバの右オーバーハンドをよけて、右ストレートをジョーダンが入れる。さらにフックからアッパー、ボディのコンビネーションを見せるなど、序盤から積極的に攻める。
メインの飛びヒザを届かなかったが、ボディから左フックを打ち込む。ケージを背負ったシウバに左フックを再び当てたメインはシウバのテイクダウン狙いを、ケージを背にして耐えて離れると左エルボー、左アッパーと攻勢を続けた。
2Rも右ジャブ、左フック、左エルボーとメインの攻撃が続き、クリンチでは両ワキを差してテイクダウに成功する。クローズドガードのシウバに対し、メインは左エルボーを連打し、左右のエルボーへ。頭を抱えようとするシウバは、立ち上がる動きは見せない。ヒジを思い切り引いて右のパウンドを打ちつけたメインは、シウバのスイープ狙いにマウントを許しそうになるが、手をついてこらえる。シウバとしては、ここでスタンドに戻る選択もあったが行使せず、パス狙いにようやくスタンドに戻るとすぐにラウンド終了を迎えた。
最終回、左ミドルを蹴ってもキャッチされたシウバは、メインがその蹴り足をリリースした直後に右オーバーハンドを狙う。直後にダブルレッグを決めたメインは、苦も無くギロチンを防ぐとシウバのスイープ狙いに対し、背中の下で左手で左手を掴み、ここから右のパウンドを連続で入れる。
捕まれた状態から逃れたシウバは、三角とスイープ狙いのコンビで崩しにかかる。幾度となくスイープやサブミッションをガードからシウバが仕掛けるも、防いだメインがパスに続きマウントを奪取する。ロールして逃れようとしたシウバのバックを制したメインは両足をフックしてRNCを仕掛けたところでタイムアップに。
15分間、攻勢を続けたメインはフルマークの判定勝ちを手にした。「3連敗中だったから、勝てて嬉しいよ」とメインは話した。