【Bellator242】ジャクソン、2年振りのファイトとなったメインに確実にパンチを入れてフルマーク勝利
<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョーダン・メイン(カナダ)
ロングでパンチを振るうメインに対し、ジャクソンが右カーフを蹴っていく。メインもローを返し、ジャブから右ローをもう一度蹴り込む。ジャクソンは左ジャブをヒットし、右ミドル。メインはスイッチして左ハイも、ジャクソンがブロックする。左フックを当てたメインは、直後に右フックを被弾する。ペース争いが続き、ジャクソンの前進にジョーダンが右を入れてシングルへ。これを切ったジャクソンが右ボディフックから左フックを狙う。かわしたメインは左から右フックを届かせると、右前蹴りを繰り出す。左の振りの大きなパンチに、右を合わせたジャクソンはケージに詰まったメインにエルボーを狙う。最初の5分間、両者揃って明確な攻勢点はなかった。
2R、ジャブから左ハイ、右ローを蹴ったジェイソンが右ストレートを入れ、ローでメインの体が一回転する。跳びヒザからアッパーを当てたジェイソンが、右フック、右ローと手数が増える。パンチに意識がいくなか、見事なタイミングでメインがダブルレッグを仕掛けるも、ジェイソンは倒れず切る。ここから動きが一気に落ちたメインは、引き込みを見せるなど厳しい状況に。
スタンドで待ち受けるジャクソンは右を当てる。メインは左右のフックも、スピードが相当落ちてきた。ジャクソンは右ヒザをボディに入れ、ワンツーフック。メインの左フックに、ワンツーでフックを当てる。メインもローや右を返すが、動きの緩慢になっている。ジャクソンも慎重に戦い、手数が少ないなかでクリンチへ。メインはボディロックを取ったが、逆にジャクソンがテイクダウンを奪いトップをキープし、肩固めを狙ったところで2Rが終わった。
最終回、ジャクソンが右ミドルハイから前に出る。左右に動くメインは、スイッチしてもローでバランスを崩し、ケージを背負ってワンツーを被弾する。エルボーは届かなかったメインが左ミドルを蹴り、左右のフックへ。体を振ってかわしたジャクソンが、クリンチを許さず左ジャブを打ち込む。
テイクダウンをしっかりと切るジャクソンは、右ボディストレート。さらに右フックを当てると、メインが引き込むようにダウン。すぐにシングルに出たメインだが、切ったジャクソンがスタンドで待ち受ける。メインは左フック、右アッパーを見せて前に出る。残り90秒、組んでバックに回ったメインに対し、ジャクソンは前転から寝技に持ち込み、そのままの勢いでスクランブルを制し、上を取って胸を合わせる。
完全に受けのファイトになっているメインは、ハーフバタフライ&スイープを潰されクローズドに。最後はサバイブを選択したメインを相手に、ジャクソンがフルマークの判定勝ちを手にした。