【WSOF04】JZがタイ・グリをTKOで破るも、ストップ早し
<ライト級/5分3R>
JZ・カバウカンチ(ブラジル)
Def.3R1分37秒by TKO
タイソン・グリフィン(米国)
左ジャブを伸ばすJZ、グリフィンは右を打ってすぐに左へ移動する。下がりながら、右から左を見せたグリフィン、JZも同じくワンツーを返す。左ジャブなど真っ直ぐが伸びるJZは、グリフィンのハイキックをかわして、距離を測る。左フックから前に出て、ケージにグリフィンを押し込んだJZ。右を入れたグリフィンは、JZの左フックをかわしてケージ中央へ戻る。左ストレートから重いローを入れたJZは、さらに距離を詰めてワンツーを放つ。
グリフィンはロー2発を蹴り込むも、ややスピード不足か。グリフィンのハイを余裕を持ってブロックしたJZが、左フックから前に出る。残り1分、JZが足を取りに行ったところで、素早いワンツーをグリフィンが入れる。グリフィンのテイクダウン狙いを防いだJZのローキックは空振りに。残り10秒を切って、ヒザ蹴りにテイクダウンを合わせたグリフィンがJZに尻餅をつかせたところで初回が終了した。
2R、激しいフックの応酬から、グリフィンのテイクダウン狙いをがぶってヒザを肩口に落すJZ。動きが固まり、レフェリーがブレイクを命じる。JZはローからパンチ、ヒザを蹴り込みグリフィンが効いていないとアピールする。JZの飛びヒザを受けとめ、組みついたグリフィンだが、距離をとられ劣勢な打撃戦に再び持ち込まれる。グリフィンのアッパーに左フックを合せようとしたJZ、続く右ハイは空振りに終わるが、左フックから右を打ち込む。
ローを楔のように蹴り込み、パンチにつなげるJZは左の相打ちでも打ち勝ち、前に出る。タイソンの右ハイをかわし、左を放つJZ。大きな後ろ回し蹴りを見せ、2Rを戦い終った。最終回、グリフィンのローにダブルレッグを合わせたJZがテイクダウンを奪う。バックを奪取したJZ、そのままパンチを集中させると、レフェリーが試合をストップ。体が伸び切った状態でパンチを受けていたグリフィンだが、この裁定に不満を露わにする。
ポジションは制されていたが、意識もあり、エスケープしようという状態にあっただけに、このストップに不満を持つのも当然のように思えたが、攻勢を続けたJZのTKO勝ちとなった。「前の試合に続き、混乱した結果になってしまって申し訳ない。こういう最後は僕も大嫌いなんだ」と勝者は語った。