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【WSOF04】レイ・セフォー、引退試合でハッカバに打ち負ける

2013.08.11

<ヘビー級/5分3R>
デイブ・ハッカバ(米国)
Def.2R4分32秒by TKO
レイ・セフォー(ニュージーランド)

試合はハッカバのローでスタート。左ハイを軽く見せたセフォー、ハッカバは左ジャブとローを繰り出す。右ローを蹴りこんだハッカバも、まだ様子見の動きだ。セフォーがスピニングバックフィストを見せ、ローの応酬へ。ハッカバの右ローをバックステップでかわしたセフォーが、ワンツーを放つ。ハッカバの左ジャブに、右ローを合わせるセフォー。続いてヒザに右を合せようとする。

打撃のプレッシャーで上回るセフォーは、パンチを打ち込んで、ハッカバの逆襲にノーガード戦法で威嚇する。ハッカバは右エルボーから左を放つと、セフォーの右に合わせて組みついていく。ケージにセフォーを押し込んだハッカバ。セフォーのエルボー、自らエルボーを返すも両者空振りに。ハッカバはアッパーを見せて押し込みを続けるが、セフォーが投げでテイクダウンを奪う。サイドを取ったセフォーが、初回を制した。

2R、バックスピンキックをボディに入れたセフォー。ハッカバはなかなか距離を詰めることができず、遠い距離でパンチを見せる。同じ距離からでも、より迫力のあるセフォーのパンチだが、戦前の不安が的中したように、スタミナ切れか足が前に出なくなる。ハイでハッカバをのけ反らして、思い切り左アッパーを打ち込むセフォーに対し、真っ直ぐ突っ込んだハッカバはテイクダウンを奪えず距離を取り直す。すぐに組みついたハッカバは、ヒザを見せるも急所を直撃し、試合は一時中断へ。

ここからハッカバの勢いがセフォーを上回ってくる。左フック、右ローからワンツーを入れたハッカバ、セフォーはパンチを受けながらもローを返す。詰めてエルボーを打ち込むハッカバ、セフォーは2度、3度とショートのエルボーを受け、動きが鈍る。左ワキを差し返し、逆に押し込んだセフォーはハッカバの小外刈りにも、なんとかバランスをキープし距離を取る。

重いローを入れたセフォーは、ヘッドスリップでハッカバのパンチをかわし、左フックから組むフェイントを入れる。右ローの勢いはあるが、いよいよ動きが遅くなってきたセフォー。ハイキックが空振りに終わると、ハッカバが左フックを入れて、そのままフック連打でケージに追い込む。棒立ちになったセフォーに、ハッカバはフックの連打から右アッパー、さらにフックを続けると、レフェリーが試合をストップ。

引退試合のプロモーション社長をTKOで破ったハッカバは、「夢が実現した。スタンドのレジェンド、セフォーに勝てた。ファンの皆の声援がなければ無理だった。ローのダメージ? 今は大丈夫。でも、2、3日後には痛くなるだろうね」と笑顔を見せる。一方のセフォーは「ファンとメディアに感謝している。長い間、サポートしてくれた」とファンと家族に感謝の言葉を残し、ケージを後にした。

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