【Pancrase275】初出場の日沖発に──本題前にRIZINについて尋ねる 「ALIVEにはRising Sunがいる」
【写真】正月休み返上の日沖発が、パンクラス参戦前にRIZINについて語ってくれた (C)MMAPLANET
31日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されるPancrase275。同大会で日沖発がパンクラス初参戦を果たす。
KRAZYBEEの新鋭=横山恭典と対戦する日沖発を年も明けて間もない2日の夕方、ALIVEに尋ねると久米鷹介とミットを繰りかす彼の姿が見られた。
──1月2日、当然のように汗を流している日沖選手ですが年末年始というのは、どのように過ごされていたのですか。
「正月休みというのはないですね。一応、練習を続けてきました」
──この時期はなかなか練習相手を探すのにも大変ではないですか。
「久米(鷹介)が正月返上でトレーナーとして助けてくれていますし、志村道場では(春日井)健士が音頭を取ってくれて30日から3日まで合同練習会を開いてくれています。みな、試合が終わっているのに僕のために集まってくれて、凄く感謝しています。僕はこれまでも、そうやって色々な人に協力してもらって、ずっと良い練習が積むことができてきました。
名古屋在住の選手たち、どこでも誰ともで僕は練習させてもらってきたので。でも、年末年始という集まり辛いなかで、複数の道場から少数を集めて、人数を揃えてくれた健士は本当に良いヤツですよ。あとは鈴木(※陽一ALIVE代表)先生が送り迎えをしてくれて山を走っています。野生に戻るために(笑)。そのおかげで順調に調整できていますね」
──年末といえば、RIIZINが29日と31日に開催されましたが、ご覧になられましたか。
「ハイ。地上波の放送を視ました。だから全ての試合をチェックしたわけではないですが」
──TVで格闘技があるのはありがたい。ただし、過去5年、6年、7年と努力してきた選手ではTVは動かない。そのために過去のビッグネームや他競技からの選手中心のTV中継ではありました。
「まぁ、でも良い勝負が多かったですし、否定的なことを言っても……。RIZINが頑張ってくれていますし、ALIVEにはRISING SUNがいますから(笑)」
(※取材を横で聞いていた)久米 おお、上手いですね。
──えっ、何のことか分からないのですが……(笑)。
久米 ピカッとさんのことですね(笑)。
──……。
「まぁ、RIZINやTV格闘技はRIZIやTV格闘技。そして、僕は僕です。楽しんで視ていました。RIZINと一括りにしても、色々な試合があったわけですし。全体を俯瞰して、一言で印象を語るのは難しいです」
──一つ体重問題もあったり、色々なこともありましたが、元谷友貴選手や長谷川賢選手は既存のプロモーションでは戦えない海外の強豪と対戦できた。結果は出なかったですが、そういう場が日本にできたことは素直に嬉しいです。
「そうですね、4月に名古屋で大会が開かれるようですし、ALIVEの若い選手が力をつけて、そういう場で海外の手強い選手と戦えるチャンスが回ってくるかもしれない。久米がBellatorのライト級の選手と戦うとか。4月はRIZINで、RISING SUNが見られるかもしれないですね(笑)」
久米 奇跡のコラボですね(笑)。
──練習後とはいえ、真面目にやりましょう(笑)。では日沖選手が4月にRIZINでゴイチ・ヤマウチとオファーがあればどうしますか。
「エッ、僕ですか?! いやいやいや、それはだってパンクラスと契約があるからダメですよ。そんなことは。ただRIZINは批判されるような試合もあったでしょうけど、それをきっかけにして格闘技に興味を持ってくれる人も出てくるかもしれないし、練習を始める人が出てくるかもしれない。
それにうちの若い選手にチャンスが回ってくるかもしれないし、ここからどういう風に変わってくるのか。楽しみだし、期待しています。
ただし、今の選手は壁でケージ用の練習をしているので、リングはやはり対策が必要ですね。僕もずっと修斗と戦極ではリングで戦っていたのですが、志村道場に行った時にリングでスパーをしたら、やっぱり感覚が違うんです。例えばテイクダウンディフェンスも、ロープを使おうという意志がなくても、引っ掛かってしまったりだとか。
特に今は練習仲間もケージ用の練習をする選手が多い状況ですし、技術体系的にいえばリングで試合をする選手はリングで練習する必要がありますね。それが以前とは違って、アドバンテージになると思います」
──なるほど。
久米 ALIVEもピカッとマネーでリングを設置してもらうしかないですね(笑)。
──今日は久米選手が冴えていますね(笑)。ちょっとした正月気分ではないでしょうか。
「最近は鈴木先生の前でも調子に乗り過ぎていますからね(笑)。完全に僕以上にいじっています(笑)」
──では、そろそろ本題──横山恭典戦について尋ねさせてもらいます。
「ハイ(笑)」
■Pancrase 275対戦カード
<フェザー級KOTP/5分5R>
[王者] アンディ・メイン(米国)
[挑戦者] 牛久絢太郎(日本)
<フェザー級/5分3R>
日沖発(日本)
横山恭典(日本)
<フェザー級/5分3R>
矢地祐介(日本)
ロドルフォ・ルビオ(メキシコ)
<バンタム級/5分3R>
上田将勝(日本)
ホゼ・アルディ(メキシコ)
<ミドル級/5分3R>
佐藤光留(日本)
セルゲイ・マルティノフ(ロシア)
<ウェルター級/5分3R>
高木健太(日本)
ビスラン・エトレシェフ(ロシア)
<ライト級/5分3R>
太田駿平(日本)
バイザット・ハトホフ(ロシア)
<フェザー級/3分3R>
川那子祐輔(日本)
中原由貴(日本)
<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(日本)
アラン・ヒロ・ヤマニワ(ブラジル)
<ライト級/3分3R>
林源平(日本)
上田厚志(日本)
<ウェルター級/3分3R>
手塚裕之(日本)
川和真(日本)
<バンタム級/3分3R>
神田T800周一(日本)
CORO(日本)
<フライ級/3分3R>
井島裕彰(日本)
加藤直之(日本)
<バンタム級/3分3R>
小宮稔大(日本)
狸瑪猿シュン(日本)